ブロンプトンの日本市場向け2017新モデル情報が9月1日に解禁となり日本国内の販売店が一斉にお知らせ等をアップしています。
まとめてみますと、主な変更は以下となります。
・新Mタイプのハンドルバーのライズが27ミリ低くなる一方ステムが27ミリ長くなる（結果、グリップ位置は現行と変わらず）
・新MタイプのグリップがSと同じ130ミリに変更
・テンショナーナットの形状変更
・ギアシフターとブレーキレバーとベルの一体化、シフターがラピッドファイヤ式
・純正グリップがネジ止め付（ロックオンタイプ）に変更
えらい人からは「来年はBromptonにしては多彩なスペック変更を行う・・・」と聞いていたのでサドルやボディーカラーだけではないと予想していましたが、こういうことだったんですね。成程～。（「でも保守的なブロンプトンなのであまり期待しすぎないで・・・」ともおっしゃっていた。）
≪M type & H Type Handle Bar and Stem≫
個人的には形状の変更されたハンドルバーに関心があります。ステムを旧型の少し短いタイプのままで、新しいハンドルバーに替えると、少しだけ（2.7センチ）低い位置となります。そうすると私的には安定性（やはりベンドのあるMが一番）と高速性（適度な前傾）が両立できて結構良いかも・・・と思っています。ハンドルの剛性も増すでしょう。但し、モノがたくさん入るので重宝している旧フォールディングバスケットがもしかしたら装着できなくなるかもしれません。
一番上が新・Mハンドル、二番目が旧・Mハンドル、三番目がSハンドル（変更なし）。
≪Tensioner Nut for Internal Hub≫
3速／6速内装用のテンショナーナットの形状変更は、変速がスムーズにできてよさそうです。入手できるようになったらすぐに取り寄せたいです。こういう改善は常に歓迎です。
≪Integration of Gear Shifter, Brake Lever, and Bell≫
変速レバーとブレーキの一体化はどうでしょう。また、トリガーシフトでないほうが使いやすいような・・・これも賛否両論あるでしょう。重量が増えていなければ良いですが。
≪Lock On Grip≫
グリップもこれまで通りで不便なかったし。私は現行のカラーグリップを交換し易いようにゴムのりでひっつけていますが、たまに気分転換でグリップとサドルのカラーを変更してみたりします。
≪Wider Saddle Option≫
オプションとしてのワイドサドルは、街乗り専用としてブロンプトンを購入する女性の需要を広げていくには良いアイデアだと思います。かならずカラーサドルを出してくるだろうな。（右がワイド、左が従来品）
全世界で年5万台、日本市場だけで年3～4千台も売れるような人気自転車になると、本体もアクセサリーもおしゃれで高級な方向へシフトしていきます。2021年に年産10万台を目指すためには、毎年のように新色を出してマイナーチェンジを施して、乗用車メーカーのように巧みに需要を喚起しながら販売していく必要がでてくるのでしょうね。
しかしモデルチェンジのたびに重くなる一方なのがブロンプトンの本質にかかわわる問題として心配です。以前のS2L-Xで9.8キロだったモデルが非常に懐かしく思い出されます。改めて、泥除けの付いた標準・純正で重量10キロを100～200グラム以上下回るモデルをお願いできないのでしょうか・・・。
2015年8月18日付 英TheGurdian記事
Brompton Bicycle gears up for growth with bigger factory
https://www.theguardian.com/business/2015/aug/17/brompton-bicycle-factory-expansion
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The British manufacturer aims to make 100,000 bikes a year by 2021, so is moving to an 86,000 sq ft plant in Greenford, west London, which is nearly twice the size of its current base in nearby Brentford.
Overseas buyers bought 80% of the 45,000 bikes Brompton sold last year, with demand growing strongly among urbanites in Asia and the US.
It made £3.4m profit on a turnover of £28m last year and employs 240 staff, more than half of which have skilled manufacturing jobs.
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