8月1日にBWC2015最終戦がある。3月のBWC東京以降、ヒルクライム練習ばかりしていたので、このあたりで高速巡航の按配を思い出さねば。本日、思い立って、56Tチェーンリングを装着したS2Lを利根川サイクリングロードに持っていった。

 

しかし大変な猛暑である。熱中症にならないよう注意せねばならない。

 

昨晩の天気予報では、本日20日の群馬県南部から埼玉県北部にかけての最高気温は軒並み摂氏35~36度となる予想であった。これでは熱中症のリスク大だ。常識のある大人として、冷房のある家の中でじっとしているしかないだろう。ところが、早起きして最新の天気予報を確認すると予想最高気温が2~3度下がっている。

 

無理をしない前提で利根川サイクリングロード、やってみるとするか。始点終点はどうしようか。風向きは東南の風2~3メートル程度のようだ。したがって、通常であれば栗橋スタートで本庄か前橋までと考えるだろう。だが、この季節こういう気圧配置では本庄・前橋あたりの気温が正午から午後にかけてとんでもない高温となること確実だ。また、ルート後半に当たる利根大堰(武蔵大橋)から坂東大橋(本庄付近)には補給ポイント・冷房施設どころか、休憩時に日除けになりそうな構造物すらほとんどない。これは危険である。

 

という訳で、心配しすぎかもしれないが、多少の向かい風を覚悟で本庄駅スタート、坂東大橋から栗橋へ向けて走ることにした。60キロ弱の距離だ。

 

[走行データ]

ルート 本庄駅→利根川サイクリングロード→栗橋駅

距離 57km
最大標高差 44m
平均斜度 全体:-0.1% 上り:2.3% 下り:2.4%
獲得標高 上り:51m 下り:67m

 

朝8時半、スタート、全力疾走だ。平均時速25キロ超でこなす。第一区間は17キロ走るつもりでスタートしたものの久しぶりだったのであっという間に疲労困憊だ。向かい風も辛い。10キロちょっと走ったところで休憩だ。
 

 

休憩後、走行再開。徐々に気温が上がってくる。第二区間からは無理のないスピード(時速20~25キロ程度)でどんどん行く。10時ごろ、武蔵大堰を通過だ。利根川の水はここから武蔵導水路(荒川に注ぐ)、葛西用水、見沼用水等に分水される。埼玉県を含む首都圏の貴重な生活用・農業用・工業用の水源である。

 

道の駅羽生で休憩後、栗橋へ向けて再び走りはじめるが、11時半、暑さが耐え難いものになってくる。これはまずい。熱中症になってはいけないので、再び、休憩だ。

 

加須未来館(かそみらいかん)、プラネタリウムを併設した施設だ。ここで水分補給をして、また、冷房の効いた館内で体を冷やす。タオルを水につけて首につける。いやいや助かった。

 

すっかり本気で走る気がしなくなってしまったので、買い物でもしよう。お、スイカだ。千葉の八街(やちまた)産のスイカが680円なんて安いじゃないの。買おう。

 

というわけで、正午前、フロントバッグにスイカ二個と地元野菜を満載して超重くなったブロンプトンで7km先の栗橋を目指す・・・。練習のはずが最後は農産物買出しサイクリングになってしまった猛暑の日だった・・・。


 

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