ブロンプトンで雪の鹿沢温泉紅葉館 に行ってきた。「雲井乃湯」で素晴らしい湯を堪能した。

 

今日はもう一湯、行くことにしているのである。コアな秘湯ファンの間では有名な共同湯だ。地元の人が仕切っておられるので場所は秘密としておかなければならない。その意味でも『秘湯』なのである。

 

どんどん下っていく。

 

新鹿沢温泉を通過した。嬬恋村の田代地区にさしかかる。道路上にもう雪はない。四阿山(あずまやさん)が大きく見える。

 

幹線道路から細い路地に入ると、その『秘湯』はあった。

 

何の表示もなく、物置きのような風情だが、知る人ぞ知る名湯 なのだ。

 

黒岩平治さん(故人)が自身で掘り当てた源泉の一部を使って地元の人々に開放している共同湯ということだ。

 

湯小屋は非常に質素で最小限の設備しかない。しかし大量に掛け流されているその湯は素晴らしい。

 

やわらかで泡付きの良い名湯である。湯が塩ビパイプから湯船に注がれると大量の炭酸ガスの気泡が生じる。それだけ新鮮な湯であるのだろう。日によっては大量の細かい泡で白く濁って見えることもあると云う。

 

名湯を独りきりでじっくりと堪能する幸運に恵まれた。

 

そろそろ電車の時間だ。名残り惜しいが立ち去らねばならない。

 

冬の晴天の日、素晴らしい秘湯体験となった。


 

  走り 秘湯度 総合
☆☆☆☆☆ ☆☆☆

★☆

10


 

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