酒飲みとしてはコレもわからないとね…

昨夜は、15年ほど前の公開時に見た作品の吹替版が無料配信されていたので再鑑賞。

いま観てもやっぱり面白い!

簡単に言えばドラッグ話なんですけどね。

主演のブラッドリー・クーパーが、とにかくいい。

アップの時の碧い眼。

作家志望でもひと文字も書けないダメな時、クスリがキマっている時の全能感、その眼の芝居がとても好き。

ハリウッドの役者って、2つに大別できますよね。

業界の皆さん、私を便利に使ってって、演じることに全集中する演者タイプと、人気が出て手に入った自分の収入と人脈を元手に、さらなる作品作りのプロデュースへも力点を移す裏方タイプ。

ハングオーバー等で注目を浴びたブラッドリー・クーパーは、もろに後者タイプかと。

彼は、本作の製作総指揮も兼ねています。


原作の権利を買い、信用のおけるライターと脚本を練り、斬新な映像表現でクスリがキマってトンでる感じを再現しています。

オレ、ここまでクスリで視覚と時間感覚がトリップした時の実感を過剰にならずそれなりにリアリティのある範囲で再現するかのような映像を初めて見た気がします。

相手役となるアビー・コーニッシュもとてもいい。

もう美人すぎないブロンドのショートヘアの段階で、個人的には問答無用でフルスイングするほどのストライクゾーン。

同業者だけど同じ会社にいなくてよかった。

こんな女子いたらオレは仕事になんない。

それにしても本作を観終わった後に考えてしまうのは、キーポイントとなるロバート・デ・ニーロの役って、作品中で唯一クスリのチカラに頼らず巨額投資のマネーゲームの最前線を渡り歩いているのかと?

だとしたら、やっぱり彼が一番規格外のネイティブ化け物じゃないのかと。

それにしても、往々にしてオーバードーズによる自滅型の暗い話になりそうなストーリーを、よくここまで前向きな物語に出来たもんです。まさに限界突破。

もしかしたら抑制的かつ適正に向精神薬を用いないとアメリカの今の実生活が成り立たないから、そこに夢を持たせるにはこうするしかないという暗喩なのかもしれませんけどね…。

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