なぜ、これを観たのか、自分でもよくわからないけれど、多分にフランス等の暴動から新宿の酒場でかつて何度か聞いた新宿騒乱、カルチェラタン闘争の昔話などを連想して学園紛争、コミンテルン、階級闘争史観、革命運動へとオレの想いが連鎖したのかもしれません。
あと、本作がチェンソーマンのレゼ篇の元ネタという話も後から知りましたが…。
ただしオレは、大学初年度に自治会にいっちょ噛みしていた頃、巣鴨駅前での成田闘争絡みの署名活動に誘われた際も、そんなアナクロでダッセーことできるかよと先輩に放言して睨まれていましたけどね…。
一般大衆を巻き込むソフィスティケートされた文化的な運動からボトムアップしていかない限り、反体制なんか実現できるかよってね。
いま思えば人生最大級にレフト寄りだった当時のオレにとっても、当時から硬直した守旧派的な左翼の作法は嫌悪の対象でしたということですね。
単に、門前の小僧の耳学問のクセに生意気なだけっつー話もあるけれど…。
それにしても本作は大手制作プロダクションが作った全編フルに手描きセル画で製作された最後のアニメ映画でもあるとか…。
確かに街の情景、水面の波紋、銃器の質感、弾着の描き方など、頭がおかしいレベル。
押井守の脚本にもまるで救いが無いのに詩的な寓話感満載という意味不明なクオリティ。
萌え要素など一切無し。昨今のアニメ声の声優芝居も引っくるめて、オレも萌え系は大嫌いだけどさ。
いくら何でも頭からお尻まで暗い。暗すぎる。
確実に観る人を選びます。
たとえ運命に導かれたにしても、赤ずきんと狼の恋愛なんて成立するわけないじゃん…。
主義に生きる者とは哀しいものよ。
目前の温もりを求めて触れることはできても決して手に入れることはできないテロリストの憂鬱。
欧州で暴れているヤツらは、コレを観て消化できる知性も感性も元来一切持ち合わせていないと思うけれどね…。
公共性より大切な自己主張と己の権利と利益の当然の確保ってか?
そんな下品なこと、オレは1ミリも認めないぞ!
造反有理も愛国無罪も紙一重。
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