芋たこなんきんって女のコみたいだな…


昨夜は、ユーチューブを見ていた流れの中で自動的に始まった日本映画を。


大林宣彦監督が70歳を超えて、自作の中で最も著名な作品の物語の舞台を尾道から長野市に変えてセルフリメイクした映画。


実は、存在は知っていても、ずっと観るのを避けてたんだよな、これ。


小林聡美と尾美としのり主演の前作が、自分にとってあまりにも大切すぎて。


おそらく自動で配信されなければ自発的にはまだ観ていないと思います。


しかしだよ。


結果的にはすごくいい映画でした。


基本コンセプトこそ、前作と同じではありますが、終わってみると、まったく違う映画と言ってもいいかもしれません。


しかもテーマ的には前作より攻めてトガッているかもしんない。


序盤に小道具でキルケゴールの本が出てきた段階でオレは嫌な予感がしたんだけど、ビンゴ!


中盤までは前作以上にシチュエーションコメディ要素が強かったものの、徐々に死の気配が漂い始めます。


思春期の性と生と死。恋愛と実存。


前作よりも思考実験的であり哲学的に観る者へ命題を突きつけてきます。


オレはなんでこのタイミングでこんな映画を観ているんだ? グーグルさんは何を意図している? いや、本当に特段の意図など無いのか?


あいつの命日を間近にして。


やってくれるよ、まったく。


痛くて、思わず途中で観るのやめようとしたよ。


とはいえ、大林さん、年齢を重ねて尚、詩を書くように映画を撮っている気がしました。


蓮佛美沙子も、とにかくフォトジェニックで美しい。


何かいろいろ胸の奥が抉られて痛い映画ですが、それを覚悟の上で観るならとてもいい作品。


決して万人向けではないけれど、興味のある方はぜひどうぞ。


オレみたいに避けてばかりいないでね。


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