そんな姿勢で水を飲まなくても…


昨夜は、アマプラでアメリカの警察モノを。


首都ワシントンともほど近い港湾都市ボルチモアを舞台に、大晦日に発生した無差別大量狙撃犯を追う女性警察官が主人公。


コレがかなりの見っけもんでさ。


もちろん大量に人が射殺されるわけだから、全体としては殺伐とした作品なのですが、画の撮り方が素晴らしい!


冒頭の大事件が発生するまでの過程ですら美しい。


クールで叙事的な客観性と情感溢れる情景の切り取りによる叙情性の共存。


作中に散見される、敢えて天地逆転したシーンの映像もアート作品かと思えるほど。


製作を兼ねている主演女優も、いわゆるわかりやすい美人タイプではないけれどとても魅力的。


自我と社会の折り合いの悪さに煩悶している様子には好感が持てるし、コミュ障ゆえの距離感の危うい不器用な人間関係もいい。


FBIと地元警察、政治家とのせめぎ合いもあるある感満載。


結果だけでなく、そこへ至るプロセスでもそれなりの成果を求められるのって、いつの時代でも現場責任者は大変です。


いやあ、単純なエンタメ寄りの警察モノとは一線を画した、不思議で面白い映画でした。かなり濃密な2時間。


予てからもし一度アメリカへ行くなら、東部の古い都市がいいなと思ってて、ボストンとかを考えていたのですが、本作を観てボルチモアも悪くないかもと…。


https://eiga.com/movie/106018/