甘すぎないのは好印象!


なかなかシリーズ全体を通して観終わるのが厳しいこともあって、手を付けることのかなわないドラマシリーズをひさびさに鑑賞開始。


因島出身の湊かなえの原作小説をアマゾンプライムがオリジナルドラマ化。


まずは全5話のうち2話を観ました。


のっけの自首シーンから始まるので、いわゆる倒叙スタイルのミステリーなのねと。


ふむふむ、この手で始まるとすると一旦犯人は判明しているわけだから、動機の背景や犯行のプロセスをシリーズ通してじっくり描くのねと身構えつつも、結末でどんでん返しが多いのもこのパターンだよなと擦れたミスオタのような期待半分、すべて予測の範疇のような感じも抱く。


なぜ人間を標本にしてはいけないのか? 


人間の美しさのピークの若い時期に長期鑑賞に耐える芸術作品として個体の状況を固着化し、標本にする。


乱歩がもし生きていたら死ぬほど泣いて喜びそうなモチーフ。


しかし、人間は昆虫のように外骨格ではないから、肉体を素材にして立体芸術に変えるには、やっぱりどうしても一部は損壊して再構成しないと鑑賞には耐えないよね…なんて、変なところで納得しちゃったオレは、やはり少しアタオカ系なのかしら?


2話までで、実の息子以外の標本のそれぞれの芸術家としての存在感を紹介してくれますが、やはり表現者は大なり小なり浮世離れしています。


そもそも自首した西島秀俊の親の代からしてかなりぶっ飛んでいる設定。


もしかして、執着といった願望の記憶も遺伝するというドグラ・マグラ的なオチになるのかと少々心配してしまいます。杞憂ならいいけど。


さあ、残りはイッキ見して、湊かなえ作品の特徴でもある、気持ちはわからなくもないが、観終わった後にお腹の底がズーンと重くなるような、とてつもなく嫌な気分になる瞬間を満喫しましょう。


人間標本 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0FX5S5F83/ref=atv_dp_share_cu_r