目的地と自宅の直線距離は6キロ以上あるから、電動車椅子で1時間半以上は少なくともかかる計算となり、あまり現実的ではないので、鉄道プランを検討してみたわけです。
確か小学生の頃に小さな遊園地があったあたりで、子供会のイベントか何かで一度降りた記憶のある駅です。
この身体になる前からオレはどちらかと言うと、乗り鉄の部類に属していたので、ひさびさの鉄道利用かと、その手順をワクワクして調べてみたところ、車椅子移動が完全非対応な駅の構造でした。
まず改札からホームまでに階段があり、上りと下りのホーム間を移動するのも階段移動のみ。
自走、手押しの介助型問わず、車椅子は手で運んで移動するしかありません。
コリャあかん。
他の交通手段に頼るしかありません。
国鉄時代の遥か昔に作られた駅だもの。
健常者だった頃の昔の自分が出会っていたなら、鄙びててレトロで素敵な構造の駅舎だなあと写真を撮りたくなっていたでしょうが、今の身体での利用は複数者の介助がなければ物理的に無理。
バリアフリー化工事を施すにしても駅の基本構造から大きく変えない限り、スロープの設置程度ではすまないでしょう。
じゃあ、年に何度もない車椅子利用者だけのためにエレベーターをホームごとに作るのにいくらかかるの? って話で。
ただでさえ無人駅になっているんだもの。
一日の平均乗降者数など推して知るべし。
費用対効果など端から俎上に上がるわけもない。
いやあ、このレトロな不便さに障害者として怒る以前にちょっとビックリしたけれど、コレはコレでオレは古くて貴重な駅との出会いをしたなぁと感慨に耽ってしまいました。
この駅はこの形のまま残してほしいしね。
歴史的建造物など何でもかんでもバリアフリー化すればいいわけじゃない。
このセリフは障害者が言ってはいけないのかもしれないけれどさ。
ただ乗り鉄としては、半世紀以上ぶりに直接ホームに降りて訪れてみたかったなあ…。
https://www.asahi.com/articles/ASNCP7DBYNCJPTFC001.html
