改めて観るのはおそらく3度目だと思いますが、いやあ、やっぱり面白いや!
ムチャクチャな映画なのに、リアリティもあるって、どういうこと?
もし触発されて本作を観る気になっている方がおられるようなら、その際はぜひ本日の末尾リンクのブログをご一読することをオススメいたします。
もちろん、極度にネタバレ嫌いな方は何も事前情報を入れずに鑑賞された方がよろしいですが、見どころを押さえておきたいわ外したくないわと、量も質もどちらも重要とする映画オタク気質なオレのようなタイプの方には、いろいろ捗ることは間違いありません。
それにしても、当時の撮影スタッフって、ゲリラ撮影でもしパクられた時の人身御供の逮捕要員でもあるのね? まったくどこの反社組織やねん?
オレ個人としても、原案・脚本のレナード・シュレイダーからの、その兄貴のポール監督つながりの映画ミシマの海賊版ビデオ鑑賞会とか、シェアハウスでやっていた自分の二十歳前後の記憶ともリンクしたり、助監督の相米慎二とか、さらにそのサブの黒沢清へと連綿と続く日本映画の現場の作り手のパッションの潮流みたいなものに再度触れることができて、とても胸が熱くなりました。
劇中の背景で沢田研二演じる主人公の住むアパートから総武線と中央線が並走してるのが見えることと、西新宿近辺をジョギングしていることから、おそらくそのアパートの位置はテレビドラマ「傷だらけの天使」の舞台とされている代々木あたりの設定ではないかと推測してみたり、それならば後半に出てくる今はなき渋谷の東急デパートあたりの地理に明るくても問題ないなとか、いろいろと検証できました。
しかし都庁ができる前の西新宿って、高層ビルが少なくてスカスカなのね…。
他にも、当時発売されたばかりのRX7で逃げるジュリーを追うコスモパトカーの菅原文太という図式もクルマオタクな昭和世代的にはかなり胸熱。
マツダも気合い入れて撮影協力してたのね。
序盤の特別出演の伊藤雄之助が起こすバスジャック事件の構造と、メインテーマの原爆テロ脅迫事件が合わせ鏡のような対比になっている脚本の妙たるや、得も言われません。
関連するシュレイダー兄弟とか、当時から極端な日本オタクの欧米人っていたのねと感心したりもするし、劇中に放送延長された大洋巨人戦ナイターで王さんは逆転ホームラン打つし、とにかく映画に限らず、世情にしても文化にしても本当に70年代80年代って、ハチャメチャ熱くてイカレていた時代だったんだなと、改めてしみじみ感慨が押し寄せてきます。
そんな空気にどっぷり浸かって育ったオレたち世代の頭のネジが外れがちなのも、さもありなん。
まったく、今も昔も日本ってどうかしてるぜ! このまま自由奔放にトンガッたコンテンツを創り続けてまいりましょう!
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