またオレは、なんでアサイラムの作った映画とか観ちゃうかなぁ?
盛大に裏切られるのはわかっているのに…。
それこそ軒並みC級D級、下手すりゃZ級に出くわして、観てるうちに脳髄溶けて耳から流れ出そうになるのがわかっているのに、宝くじに近い確率でB級に当たることなど万に一つも無いと身に染みているはずなのに一向に縁を切って見捨てることができない…。
身持ちが悪い旧知のタチの悪い女の泣き落としという見え透いた手口と情に絆されて、毎度コリもせずついつい面倒を見てしまうようなグダグダの腐れ縁みたいな関係。
原題の「エイプ対モンスター」なんていう何の捻りもないクレジットが出た瞬間、猛烈に脱力しつつ、イントロのバックに流れる、おそらく映像アーカイブから正式に借りてきた実際の宇宙開発時代の映像のカットバックに少しワクワクして「おっ! 今回は違うかも…」って期待しちゃうんですよね…。
そんなもん、メジャー映画会社の「コング対ゴジラ」製作のニュースに触れたレーベルの上層部が、コンセプトいただいてサクッと作って本物の公開より先に仕上げて売ればそこそこウケるでしょ?程度の目算で作られているのは明白なのにさ。
ツッコミどころ満載のシナリオ。巨大モンスターの映画なのに、ハンビー1台、ヘリ数機、兵隊が10人未満、首都ワシントンの避難民ほぼゼロという壊滅的なスケール感。
85年に米ソ共同で打ち上げたチンパンジーを乗せた外宇宙探索船が戻ってくるって?
その間、猿はどうやって生きてきたのよ?
いろいろ頭が痛くなってきますが、アサイラム世界ではよくある話。
そんなこと気にしていたら、このズルい悪女とは付き合えない。
この、規格外に脳みそ振り回されるシェイク感がクセになるのよね。
素性の知れないグイグイ呑める喉越しだけ異常にいい路面店のチューハイみたい。
だいたいこの手は、翌日の後悔&頭痛ともれなくセットになってるんだけどさ。
本作もいろんな意味でスゴい!
ひどすぎて盛大にバッドトリップする感じ。
そんな悪態つきながら、嬉々として続編を近々にでも観ようとしているオレがいます…。
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