2百円LED電球でさらにパワーアップ!


クリスマスの直前、今年の残りも後もう少しというところで、またとんでもない映画を観てしまいました。


タイトルからもおわかりのように、韓国発のディザスタームービー!


…と思うでしょ?


ところがどっこい。


この年の瀬になって本年度最大級の裏切り発生!


本編を観る前に予告編やティーザー見たり、あらすじ紹介テキストを読んでいても、普通の感覚をした人なら、おそらくそのほとんどがものの見事に裏切られると思います。


いい意味でも悪い意味でも。


だってさ。


オレも、発生原因の設定はどうあれ、てっきり登場人物たちが大災害と戦うスペクタクルパニック映画と思い込んでどんな迫力のある映像が見られるのか、密かにワクワクしていたら、途中から何やら物語の雲行きが怪しくなっていきます。


そしたら、なんと本作、実はガチガチのSF映画だったでござる。という展開に…。


その裏切りの詳細はネタバレにならないこの程度にしておきますけれど、オレもこれはさすがに微塵も予想がつきませんでした。


うわあ、全部ぶっちゃけたい…。


たちが悪いことに、これがまた意外とテーマが抽象的に哲学的で重いのよ。


だからこそ、これから観る人のことを考えると、あまり詳しくは書けません。


洪水シーンの映像も凝ってるし、実際、CGもかなりスゴい。


水に襲われるマンションの室内シーンの撮り方もラース・フォン・トリアーの「ドッグヴィル」みたいだったりして、かなり実験的。


だからと言って、素直にタイトルに惹かれて大規模なアクションパニック災害映画を期待して観ていると思わぬ足を掬われますよ…という、とんでもない問題作です。


とだけは、とりあえず念押しで申し添えておきましょう。


さて、人間の母性とは、卵が先か鶏が先か…。


う〜ん。観終わってから夜中にめちゃくちゃ考え込んでしまいました。


本作にハマるかハマらないかは題材的にも個々人でかなり分かれそうですが、詰まるところ、そういう作品です。


https://www.netflix.com/jp/title/81579978