凝りもせず、昨夜もまたぞろ80年代のホラー映画を。
89年公開の深夜のスーパーマーケットを舞台にしたスラッシャー作品。
作品の内容以上に、キャストとスタッフが今となっては、なかなか興味深い布陣です。
80年代初めにホラー映画の時代的なマイルストーンとなった「死霊のはらわた」の関係者が嬉々として出演しています。もしかしたら同窓会のノリなのかも?
弟テッドと共に、監督のサム・ライミもそれなりの脇役としてかなりのシーンに顔を出し、後にタランティーノ作品の大半を製作することとなるプロデューサーのローレンス・ベンダーも巡査役で出てきて、ホラー映画のアイドル俳優となったブルース・キャンベルも最後に登場。
本作の監督スピーゲル自身も、早朝のパン配達人としてスーパーの入口に現れ、速攻で殺されます。
他にも、マーティン・シーンの娘でエミリオ・エステベスとチャーリー・シーンの妹のレネ・エステベスとかね。
コレ、きっとスーパーマーケットのバックヤードを見た主要スタッフが「このアイテム使って人が殺されるシーン撮ったら絶対に面白くなるぜ!」などといった内輪ウケ話から製作が始まった作品なんじゃねえの?
ストーリーの必然など何のその、精肉コーナーの裏の解体用の電動丸ノコやら糸ノコ、プレス機などなどを使ったゴアシーンがてんこ盛り!
そんなシャレにならない残虐シーンで笑っちゃいけないけど、殺す方も殺される方もそのグロテスク演出を楽しんで演じているのが透けて見えます。
学生が自主制作映画でホラーを撮っているかのようなノリ。
オレ、生きながら頭を輪切りにされちゃった(笑)…みたいな。
それにしてもロメロのゾンビもそうですが、スーパーマーケットやショッピングモールって、やたらホラー心をくすぐり盛り上げる別次元でサイコーの舞台ですね?
すでにネタバレしてるポスタービジュアルとかも含めて、おバカで手作り感満載のアナログぐちゃぐちゃな残虐ホラーがおおらかで微笑ましくも思える、不思議な80年代らしい作品でした。
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