5年前の胡散臭いオレ!


昨夜は、昭和31年公開の日本初のカラー空想科学映画を。当然オレはまだ生まれてない。


同年は、初代ゴジラ第一作公開から2年後で「空の大怪獣ラドン」の公開年でもあります。こちらは、日本初のカラー特撮怪獣映画ね?


本作の製作は意外にも大映。この先進性が、後のガメラや大魔神に結びつくのかもしれませんね?


さらに眼を引くのが、画家の岡本太郎が「色彩指導」として冒頭のタイトルロールにクレジットされていること。


今で言うところの「デザインコンセプト」みたいな役割りなのでしょうか?


確かに登場する宇宙人の形態が常人の予想以上にイカレています。


後は、劇中の宴会シーンなどで料亭のお座敷に芸者さんがいたりと、高度経済成長前の、まだ幾分なりとも戦前戦中の気配が残る風情も、個人的にはたまりません。


オレはやっぱり昭和の美人に弱いわ。永井ミエ子さんが特にオレのツボ!


一方でSF映画として考えると、ジョージ・パルの「宇宙戦争」公開の3年後にして、地球を訪れる宇宙人の目的やそのアプローチと地球との関係性の描き方はなかなか斬新で特筆すべきものがあるようにオレは思います。


後の著名なSF小説や映画にも影響を与えたとか…。


その冷戦構造からの核兵器開発競争への批評性が、作品単体としての説得力があるかどうかは別にしてね。


特撮映画として見た場合も、大規模なミニチュア撮影があるわけでもなく、俯瞰できる引きの情景も少ないので、映像のスペクタクル感はかなり薄め。


本作は、異星人の意匠デザインのイメージの奇抜さと、シナリオの先見性を愉しむ映画なのかもしれません。


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