昨夜はIHフライパンで塩サバ焼いた!


NHK地上波の深夜枠で視聴。


アガサ・クリスティーのシリーズ物でない原作小説を映画なみに丹念にドラマ映像化する試み。情景も美術も、とても美しいです。


ただね。


正直言わせてもらうと、正統派ミステリとしての完成度云々以前に、ポリコレ重視と思われる作品内の人種多様化の姿勢に違和感ありまくりで、それが気になって気になってまるでストーリーに入り込めない。


主人公の探偵役となる元警察官をナイジェリア出身の黒人青年に改変し、戦後間もない1950年代後半のイギリス郊外の上流階級に属するであろう地主やら牧師、医師などで構成された社交界コミュニティに違和感もなく溶け込み、さしたる反発も一切なく聞き込みをやれてしまう設定なんですもの。


あまつさえ主人公はハイソな金髪白人女性とひと目惚れロマンスを繰り広げちゃう!


オレのような昭和のシネフィルは、ミス・ワイコフの立場はどうなるの? とか、余計な心配をしてしまいます。


日本で置き換えてみると、横溝正史の映画化作品で初対面の金田一耕助の風貌を怪しむことすらせず、まるで警戒も無く低姿勢で協力を惜しまない友好的な警察が最初から登場するみたいな違和感。


やっぱり昭和は、一般庶民に対しては高圧的なおいコラ警察じゃないと、まるでらしくないし、時代的なリアリティもあったもんじゃないでしょ?


現代の新作小説の映像化に際して、主要キャストの人種を改変するのは、百歩譲って許せても、オレ的にはせめて古典はやめてほしい。


在るべき多様化以前に、時代考証的な観点から映像作品として全然楽しめないのよ。


そういう欧米の過度なポリコレは、却って作品価値を棄損することはあっても文明には何ら寄与していないと思うなあ。


主演俳優はルックスもよく上品で威厳もあったし全然悪くないのよ。


それなのに…と、何かいろいろもったいなく思えた作品でした。


https://www.nhk.jp/p/murderiseasy/ts/1297MMKGMJ/