ナンバリングされたエイリアンシリーズ以外では「プロメテウス」の続編にあたり、最近配信の始まった「ロムルス」の前の話になります。もし過去に言及していたら重複書き込みごめんなさい(加齢でボケてるかも…)
とりあえず本作は、第1作を監督したリドリー・スコットの手によるものですから、到底ひと筋縄ではいきません。
人間を創造し、その人間に天界の火を盗んで与えたことで罰せられた神の名を冠した前作から続いて「コヴェナント:契約」と題された本作。
冒頭からキューブリックの「2001年宇宙の旅」のクライマックスを模したようなアンドロイドと創造主の静かな会話シーンが秀逸で象徴的。
その他にも劇中でバイロンやシェリーにも言及があるように、そこから想起される「ディオダティ荘の怪奇談義」から創造されたモンスターへと連想されることで、結果的に生命体を創造できる科学力を持ち得た近未来の人類のその知識と技術力と倫理感のバランスを問うお話まで本作のテーマが広がると感じたオレは少し穿ち過ぎかしら?
ちなみに次作の「ロムルス」は、ローマ建国神話における初代王の名前。どうも日本人の感覚で言うと、その細部を知れば知るほど欧米の神話って内容的にかなり血なまぐさい印象なんですけどね…。スサノオもそれなりに暴れているからどっこいどっこいか?
とにかく本作は、メタファーてんこ盛り、連想ぐるぐる、ホラー描写と思索の万華鏡のような映画。やはりSF映画はイギリス系に作らせた方が圧倒的にいいね。
ちなみにオレは、最後の伏線に気がつかなくてすげえ悔しかったから、次作を観たら、もう一度プロメテウスから観直さないとと考えています。
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