糖分は麻薬…


映画を見るならフランス映画さ。


昨晩は、パトリス・ルコント監督によるメグレ警視モノを。


セーヌ川沿いの雰囲気とか、パリ郊外にある低所得者向けの高層住宅の情景や市内の商店の描写などを情感たっぷりと丁寧に撮っている感じがとてもいい。


実は、シムノン原作のメグレ警視もクリスティのポワロと同じくベルギー出身者の設定なのね?


片やセレブなハイソな世界の事件を扱うことが多く、もう一方は市井の下層から社会を見る目線を決して忘れられぬタイプ。


過去に自身がパリに出てきたばかりの医学生だった頃の記憶と亡き娘に対する想いも重ねて、地方から上京してきて苦労している若い女性に無償でパパ活までしてしまうメグレさん。それが結果的には事件解決の糸口にもなるのですけどね。


そこに対比して描かれるのが、裕福なハイソ社交界の裏の顔。厳然とした格差意識のリアル。


結論。


本格ミステリを期待して観たら、思いの外、社会派の松本清張だったでござる、の巻。


ハートウォーミングな文芸作品としても観れたので、儲けものでしたけどね。


https://eiga.com/movie/98310/review/03012799/