ミニつぶあんパン好き…


昨日は、ウチの街の市役所に出かけて、オヤジ死去に伴う各種行政手続きを1箇所で一挙にすますことのできるワンストップ窓口へ行ってまいりました。


結論から言うと、ワンストップ窓口は担当者の方に一対一で対応していただけ、とてもスムーズかつ親切にすべての届け出が滞りなくこなせることができました。


片麻痺者のこういう書類関係での定番のお困りごとの筆頭である、ペンで書く際に反対の手で紙を押さえられない場面でも、対面で気づかれるたび、カウンターの反対側から正対して両手で紙を広げて書きやすいよう固定していただけました。


その担当者の女性の配慮には、思わずプロポーズしたくなるほど嬉しかった。


片麻痺者は、この手のさりげない日常の配慮に感激しやすく、簡単に人として惚れてしまいます。


そういうわけで、地方行政のワンストップサービスはとてもいい制度だと思います。


実は、この市役所の予約の前に、地理的には役所の少し手前にある郵便局の本局にも行ってきました。


オヤジ宛ての今後の郵便一切を停めてもらうためです。


オレの住まいの最寄りの小さな支局ではなく、わざわざ大きな本局に出向いたのは、こういった死亡時の窓口対応で扱う件数も多いであろうから、窓口での対応フォーマットもあり、経験値の差から小さな支局より手続きが迅速に進むであろうことを期待したからです。


ここでも早々に結論。


結果として、郵便局は本局でもまるでダメ夫くん。


まず窓口のオバサンが、まるで相手の話を聞かない。


オレは話の冒頭に「住まいを別にしていた父の死去に伴い、父宛ての郵送物の停止のお願いにまいりました」と切り出したにも関わらず、何度も「通帳は持ってきましたか?」としか問い直してこない。


郵貯口座の相続のお願いではなく、単に郵便を止めてくれとお願いしにきたのだと、3度繰り返して、やっと、違う窓口に行けと言われ、そこに行って整理番号券を受け取り待っていると、また、そのオバサンがやってきて、ATМコーナーの外れにある郵送物問い合わせ受取窓口の方へ行けと。


そこへ行ったら行ったで、窓口の内側から室内の空調で冷やされた空気が盛大に吹き出ているため、書類がめくれる以前に吹き飛んでしまい、カウンターの机上に置いておくことさえできない環境。


それより何より、死去にともなう届出の書類が存在せず、転居届を代用して、欄外に但し書きですませるという対応でした。


口汚いけど、はっきり言わせてもらいますね。永らく民営化されても、相変わらずクソみたいな殿様商売してやがんのな。


そんな悲しい前哨戦があったからこそ、次の市役所がさらに神対応に思えました。


そしてトドメに、午後3時で予約していたウチの最寄りのドコモショップへ行き、オヤジのガラケーの解約手続きをしてきました。


ショッピングモールの一角にある大きなショップ内では、折しも高齢者向けスマホ教室も催されていました。


その女性講師の講義を心地よいBGM代わりに、関係書類やオレのマイナカードを提示して、こちらも市役所同様に滞りなく進行。


ただ、面白かったのは、SIMカードのハサミによる破断とか、専用のパンチングする器具でバッテリーを抜いたガラケー本体に穴を空ける物理的な作業が必須なのね。


まずはガラケー本体のコントロールパネルの大元の電源ボタンから、本体裏側へ穴を貫通させます。


それと、おそらく本体メモリのあるあたりにも、一発貫通孔を。


言うなれば、パソコンの回収時のハードディスクドライブに対する物理的な処置による情報流出の危険に対する予防措置と同様の意図なんでしょうけどね。


これで晴れて、オヤジのガラケー本体は溶かされて稀少レアメタルを回収されたり、一部リサイクルされることになるのかな?


それにしても、携帯の解約から返却回収に至る、この一連の手順を見るのは初めての経験でなかなか貴重でした。


https://green-osaka.com/online/inheritance-knowledge/cancellation-of-deceased-person-phone