ちなみに、この時間は当直医の先生がオレ立ち合いの下に死亡確認した時間です。
まず1時頃に病院から電話があり「いよいよ危ないのですぐに来てください」と言われたので「身支度して電動車椅子で向かうと、どう急いでも約1時間後になります」と一言断っておいてから出かけました。
ぶっちゃけ、街灯の少ない郊外の深夜の歩道は舗装が荒れててスゲー怖い。スタックや転倒の恐怖と相まって、ビビりまくり。
それでも極力急いで、2時過ぎにはベッドの傍らに到着。
しかし、その時点でオヤジの呼吸も心臓も止まっていました。手や身体はまだ温かったけどね。
こと切れたのはオレの着く10分前のことらしい。
結局は、オヤジの死に目には会えなかったことになるのかな?
とりあえず遅くなった。間に合わなくてごめんなさい…と謝っておいた。
土曜の面会の帰途、三菱横の東に伸びる道の上の空がやけに高くて蒼かった。
まるで吸い込まれるように抜けた碧色だったので、思わず写真に撮ろうとしたんだけど、何かオヤジが誘われているみたいにも思えて、撮るのをやめた。
そしたら案の定、半日後にコレだ。
苦しい呼吸音をしなくなったその様子は、むしろ安らかにも思えた。
さっそく明日、火葬の手配をした。しばらく忙しい。
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