本人曰く「とにかく猫が心配」とのこと。
搬送前、オヤジは地域猫4匹と一緒に暮らしていました。
自費で避妊手術を施し、自分が借りている家への出入りを自由にさせ、田舎特有の外猫として、食事と寝床の面倒だけを見る同居スタイル。
とても正しい飼い方とは言えないから決して世間的には褒められたもんじゃないけれど、とにかくオヤジは弱っている猫を見かけると放っておけないらしい。こういう形でウチのオヤジはいったい何匹の猫を一緒に暮らしながら看取ってきたのだろう? たぶん数えるのに片手では足りないと思う。
しかし、すべては猫の面倒を見られる身体に自分が戻らなきゃ話は始まらないだろうに…。
ただ、オレにも経験がある。
救急搬送され、そこからの治療の結果、たとえ意識が戻っても、自分が自身の状況を把握するまでにはすごく時間がかかるのよ。
オレはなんでここにいるんだ? から始まって、自分の覚えている最後の記憶をたどり、目の届く周囲の状況から類推し、話せれば看護師さん、お医者様との会話から徐々に情報を引き出して、それを繋ぎ合わせて、初めて何とか朧げに把握できる感じ。
さらに、たとえ自分の置かれている状況が大よそ把握できても、それを理解して納得するのは、また別の話。
やたら意味もなく焦ってしまいジッとしていられなくなったり、無力感や無常感、いろんな負の感情や思いが込み上げてきて、叫びだす衝動を抑えるのに自分の手に噛みつきながらただ一人泣いてみたり。オレ自身もいろいろやらかしてきました。
たぶんまだオヤジも脳が正常に働いてないのだろう。
おそらく物事の優先順位が冷静に判断できるところまでには回復していない。
とりあえず明日の午前中、また入院先へ行ってみます。
https://wpb.shueisha.co.jp/news/lifestyle/2016/09/02/71402/
