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亀梨くん主役、ヒロイン吉岡里帆、捜査側に菜々緒を配しているサスペンス映画なのですが、監督が三池崇史なので、邦画にしては意外とグロい。


ただオレは、脳チップ絡みの犯罪モノという角度からの興味1択。


脳チップに関しては、先日イーロン・マスクが脳性麻痺患者への人体治験を始めたとか、近く始めるとかの報道がなされていましたが、脳の働きを抑制したり増幅したりバイパスすることで制御しようという試みは電磁波治療も含めていろいろな角度からのアプローチが模索されていて、今後10年もあればある程度の実用化がされて、オレも死ぬまでに多少の恩恵をこうむる可能性もなくはないのかと、実は期待しています。


そんな興味から観てみました。


この映画では、外科手術で脳チップを埋めこみ、脳の本来の共感性の働きをあえて阻害することで、人工的にサイコパスを生み出すという、社会的に誰トク? な実験をされた30年前の幼児誘拐事件の被害者に纏わる現代の連続猟奇殺人事件、通称「脳泥棒」事件の顛末を描きます。


個人的に少し笑ったのは、未だに「頭のいい美人がその美貌を目立たなくするために敢えて眼鏡をかける」という設定が劇中に出てくること。


菜々緒さん演じる本庁の犯罪プロファイラーのことなんですが、この設定って、オレみたいな眼鏡萌え属性のあるヤローにとっては、それは単に異性の容姿の志向にとっては加点対象にしかならず、むしろ最大級のご褒美状態。


こういう男性ってそこそこ多いと思うんだけどなあ。まだ描写されるということは、女性の眼鏡って、世間的な容姿の面では今も減点対象なの?


さらに言えば、オレなんか顔の作りやスタイルよりも異性の知性にしかセクシュアリティを感じないと言い切ってもいいかもしんないものな。一般的な感覚がオレにはよくわかんないや。


できれば、オレは部分的でもかまわないので、自分より頭が切れる女の人と付き合いたいけどなあ。


その昔、オレの弱点の話になった時、3大オチじゃないけれど「金髪、眼鏡、白衣」とか周囲に笑われてて、結局「女医役のメグ・ライアンこそ無敵」という結論になって、オレ自身もそれをまるで否定できませんでした。確かに「ベルリン・天使の詩」のリメイクの彼女にはめっぽう弱い。


特にモデル系美女が眼鏡かけると大概やられる。


最近では、何かのドラマでチラッと見かけた中村アンの眼鏡に思わず撃沈。


ことほど斯様に、オレは眼鏡女子に弱いので、女性の皆さんご注意を。オレを殺すにゃ刃物はいらぬ、眼鏡さえかけりゃ簡単に惚れてまうやろ〜? ってか。


まあ、映画の話に戻ると、確かに美人すぎたり可愛すぎても女の役者さんって難しいと思います。特に演技の熱量の加減が。


劇中世界で美人ポジションとして必要とされてキャスティングされている場合もあるし、それよりも人間としてのリアリティのある存在感が求められているのかは、それは作品ごとに変わってきますからね。


美人の存在感って、フォトジェニックといった観念とか、黄金比のような様式美に近い感覚かとも思いますしね。画面のそこにいてくれるだけで美しいみたいなことも決してなくはない。それを全肯定するのも全否定するのも野暮な気がオレはします。


まあ、オレのバカな美人論は置いておいても、本作での菜々緒さん、よかったです。美人女優ってオレの知る限りでは対人関係ではサバサバしてる人が多くて、一緒にお酒を飲むのはすごく楽しいんですよ。


美人は3日で飽きるっていう俗説あるでしょ? アレはウソよ。もし近くにいたら、眺めながら話しながら、いくらでも飲めるもの。できれば菜々緒さんとも飲んでみたいな。最初はガチガチに緊張するだろうけどさ。


ただオレは、何はさておき劇中の脳チップの仕組みがいくら考えてもわからなかったけどね。


結論としては、かつて自分が好んでいたVシネ時代の三池監督作に近いテイストで、いろんな意味で少し懐かしかった佳作でした。


本作のような脳チップ埋め込みでも装着型サイボーグシステムでも、いつでもオレはこの手の治験に協力する気はマンマンなのですがね。


あと20年以上自分が生きるイメージはさすがに持てなくて、それならば自分に残された時間で出来るチャレンジはリスクを恐れずトライしてみたい気持ちの方が強いです。それも後期高齢者になってから多少回復してもあまりメリット感じないから、なるべく早めにね。


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