先日のリハビリの進捗でも書きましたが、現在オレは、踏み台昇降トレーニングなどで使う高さ20センチの踏み台に少し厚めのクッションをかませて座り、そこで正面の平行棒のバーを握って装具を外した状態で立ち座りのリハビリメニューをこなしています。


座面が床上40センチを切ると、片麻痺にとっては、立ち座りの動作の困難度が増します。正直それでも30センチまでは感覚的にも楽勝でしたが、20センチ+クッションの世界になってくるとまるで別次元。無意識で麻痺足が強く内反してきます。


それでも立ち上がる時はまだ何とか自力で制御できるのですけど、座る時には、内反の前段階である左足の拇指球の床面からの浮き上がりが、どうしても発生してしまう。


片麻痺にとっては、すばやく立ち上がる動作の百倍、ゆっくり安全に座る動作の方が難しいのです。


立ち上がるのは麻痺した膝でも踏ん張れば何とかなりますが、座る時は、麻痺足の膝の位置、曲げる向きと角度、健側の右足にかかる荷重の麻痺側とのバランス、立位から座位への重心移動のタイミングとスピード、そのすべてを意識して考えながら動作する必要があります。


そして、その何度も試行錯誤する中から、内反の起きない動作パターンを探りつつ、その公式となる動作手順を確立させるようなトレーニングになります。


脳がイカれて大元の運動神経と感覚が麻痺してポンコツになってしまっているから、オレの身体に残存する運動神経と感覚を総動員して、健常者が無意識にこなす立ち座りの基本動作を、このポンコツボディーを使って再現シミュレーションするような感覚と意識と言えばいいのでしょうか?


それにしても、昨今の生成AIよりもディープラーニングが得意でないオレの脳みそ搭載のCPUとOS自体がすでに時代遅れのパチモンですから、学習機能が今イチなのも当然で、ここは焦らず、ひたすら反復あるのみですね。


まあ、何はともあれバスケの決勝の初戦だ!


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