鶏のマヨネーズ焼き。玉ねぎ甘し…


先日の話の続きで極めて恐縮ですが、なんとなく近しい選挙の気配を個人的に感じているので、少しブチブチ言わせてください。


やたら最近、地方の国会議員やら首長が相次ぐ暴言や各種ハラスメントで連鎖的に辞職しているなと思っていたら、今度は地方の副議長さんが国際交流都市関係者の妙齢の娘さんへのやらかしですか…。


こんな現状は「選ぶ方も選ばれる方も井の中の蛙なデジタル情弱で愚かな田舎者」にならざるを得ない選挙の現実にこそ、その根源的な要因があるとオレは思っています。


今や誰もが持っているスマホは、相対する相手から見れば簡単に相手の言動をそのまま記録できるボイスレコーダーやカメラになるということがどうして理解できないんでしょうか? 少なくとも公人という立場の人は、今や自宅を一歩出た瞬間から常に衆人環視状態にあると思っていて大きな間違いはないと思います。


多かれ少なかれ有名芸能人と大差ない公私のバランスと生活の自律や自制ができなかったり、その覚悟のない方はおそらく今後は立候補する資格がないし、周辺の人間はその人の志は別として、そのあたりの素養の有無を予め見定めないと、後始末やらその後の事態の沈静化に伴う負荷やら迷惑がその人との距離が近いほど我が身に降りかかることをきっちり考えて念入りに諌めておいた方がいいでしょうね。


何はともあれ、昨今の議員の資質に関わる事前の身体検査問題などは、SNSを含めたデジタル情報と今の社会との関係性の理解を前提としたコンプライアンスのあり方など、この現代の常識に対する国内の地域を問わない認識の在りようが、そのまま候補者と有権者双方が抱える、現代社会のより広範かつ一般的な良識との格差の問題へとつながっているとしか言えません。


それこそ、方言が抜けなかろうが年寄りだろうがかまやしない。今の時代に適応できる程度の脳みその柔らかさだけは欲しいものです。そうなると、確率的に70歳を越えてくると厳しそうな現実はありますけどね。


デジタル情報社会には、全体主義国家でない限りグローバルはあってもローカルルールは存在しません。


いくら限定エリアの有力者と言えど、サル山のボス猿や地方ボスだからといって大多数の広い世間は忖度してくれません。


さらにオレが強く感じるのは、槍玉に挙げられてる人ってどこまで狭い世界で生きているのか? という素朴な疑問でしょうか。


普通のサラリーマンでも、不惑を越えれば自分より立場の下の人に日々支えられずに生きることは不可能だし、旨いものが食いたきゃ第一次産業従事者を蔑ろにもできない。中には東大とか出てるテストエリートもいるわりには、客観的な想像力がないのかしら?


さらに障害者や、日本国籍とそれに伴う権利を有しない外国人などへの、この言い方自体オレは嫌いなんですが、いわゆる社会的弱者の方たちに対する配慮なんてものを考える際には、リアルに今の時代に生きていれば「自分の身の周りや近くに自然と気遣いしたくなる距離感の仲よくしているそういう人たち」が普通なら何人かはいるでしょ? 


もし、よしんばいないとしたなら、そもそもその人、友人知人の数が少なすぎというか、あまりにも世の中が狭すぎ知らなすぎでしょう。それじゃあ、田舎のヤンキー少年以下の限定世界観とメンタリティ。


そんなヤツが政治を語れるの? 


それじゃあ、やれることはアリバイ証明と被承認欲求全開の身内への利益誘導だけだろうな…とも思います。


片や男性側から女性へのセクハラに関しては、基本的に「自分の娘などの近しい女性に対して言えない、やれないこと」を相手にしてはいけないだけなんですけどね? まあ、そう言えば言ったで「ワシ、自分の娘にも早く子ども作れとか言うし平気で尻も触るよ」などと宣う剛の者も出てきたりするんですがね…。


まあ、今のコンプライアンス重視の流れでいくと、末尾リンクにあるようなホワイト社会が来るのは今後は不可避なことと思われますが、それが既定路線と言われたら言われたで、オレみたいな唯々諾々を是とできない天邪鬼は、粗野なれども卑に非ずという境地もあってね…とブツブツ言いながら大勢には従いつつも反権威の筵旗を掲げて無意味に局所戦で抗うかもしれませんが…。


オレ自身も以前は「無闇に繋がらない閉じられたSNS」を標榜していたのですが、中途障害者になって以降のブログ開設に至ってはそんなことも言ってはおられず、来るもの拒まず去るもの追わずという、従来からの自分の女性に対するスタンスと同様の温度感を社会に対してもキープしつつ、目指すは「アニー・ホール」のウディ・アレンの芸風と立ち位置的な生き方かな? …なんてことを、いつも通り今もぼんやりと考えています。


ほんと、根本的な積極性と主体性に欠けた怠惰な生き方しかできなくてごめんなさい。


いろいろ期待されても、オレ、たぶん芸のないただの凡人なのよ。


https://www.mag2.com/p/news/567602/3