リハビリ施設のランチ塩焼きそば…


オレは、おそらくサブカルオタク寄りのシネフィル。


それゆえ、メジャー作品よりも、世間で言うところのB級的なモノを好みます。


コレは飲食においても同様で、値段や敷居が高くて美味いのは当たり前だろうと、ガチ中華よりはむしろ町中華を好み、オーセンティックなバーより赤ちょうちん系や立ち飲み、角打ちとか大衆食堂や居酒屋を好みます。


映画でも同じく、アカデミーやGG、海外映画祭の評価よりも、新しいとか過激だとか巷の業界で話題となるモノの方に食指が動きます。


その必然として、いわゆるインディーズ系の単館公開作品や非英語圏の海外作品とか、東南アジア系のアクションやホラー映画が大好物。


予算規模からしてCGも火薬も使えないなら、練りに練った脚本と身体を張る演出しかないだろうと、必死こいてる作り手と現場の熱意が映像から感じられると、もうそれだけで嬉しくなっちゃう。


そこでオレはマメに、アサイラムとかB級レーベルのサメとかワニとか出てくるバカ映画までチェックしちゃうのが、もはや習性となっています。見たら頭が痛くなるほどブッとんだシベ超的「シャークネード」シリーズも大半は観てる。


その流れで「最近、サイコパス殺人鬼ばかり見てたから、ちょっと短めの動物モノでも…」と思って選んだのが末尾リンクの作品。


ユダヤ系フランス人の若い(45歳に対して若さを感ずるお年頃なオレ…)監督さんだけど、いろんな意味で上手い!


個人的に、この作品は「リアル・ワニワニパニック」と呼んでいるんだけど、スピルバーグの出世作「ジョーズ」を思わせる、効果音に依存するような虚仮威しに頼らず緊張感を維持する手堅い演出からしてオレは評価できる。最近よくある派手な劇伴音楽で煽ることもしないしね。


あとは、ドキュメンタリー以外でワニの習性であるデスロールをここまで魅力的に映像化できた例も見たことがない。


襲われた方の人間からすると、それはあまりにも絶望的でスペクタクルな輪舞曲だけどね。しかも郊外の湿地帯でもなく、それなりの住宅街の真ん中でなんてね。ハリケーンによる堤防決壊危機も同時に迫ってはいるけどさ。


東北のクマも怖いけど、フロリダのワニも出会ったら怖いよな?


そういうわけで、オレの中ではアレクサンドル・ラジャ監督はこれまでの過去だけでなく将来の作品においても注目株です。本編1時間半未満の作品ですから、さほど時間もかからずコンパクトに観られるので、ちょっとした折にでもどうぞ!


https://eiga.com/movie/91525/