魚の干物好き


己の中にあるプライオリティから見ると、おそらくオレは常にルールよりマナーを重視する傾向にあります。


ところが世間に表出する部分に限って言えば、むしろどちらかというと、従来より決してモラリストではなく、無軌道な言動が目立つ方ですし、イデオロギー的にも頭の中はアナーキスト寄りな傾向にあります。民俗学にしたって、良識派の柳田國男よりは原始的で雑駁な南方熊楠の方を好みます。


議論でも往々にして「そもそも論」をしがちです。そうすると一般的には「それを言っちゃあ、おしめえよ。チャンチャン」となることも多いのですね。


しかしオレは、権力にやたらと抗うことはあまりしないのですが、常識や権威とされているものや人に対しては、まるで子供のように「なんで?」とあまり深く考えずに疑問をぶつけます。


黙ってりゃ優等生顔に見られがちな、こんな顔してるわりには、偉そうに物申している年寄りに対して「何を偉そうに。ジジイ、うるさいから黙れ」とか相手を見ることや後先も考えずに言ってしまいがち。


まさに忖度無縁で、空気も読みません。


慣例や常識、権威を笠に着てそれを振り回す類いの人間が、オレは心底嫌いなんでしょうね。


つまり、表面的にオレはルールよりマナーを尊びつつ、自分が批判される場面では「オレはルールは破っていない」と主張するタイプ。


つまり、もしオレの非や間違いを公に非難や指摘すると、その反応やその後も含めた対処が極めて面倒くさいことになる人間だと思います。


しかし、それは同時に、その逆もまた真なりで、オレに対してマナー違反や一見理不尽な言動をしても、それが明確なルール違反でない限り、非難も告発も自分からはしません。


民法刑法、契約を問わずルールを破ればペナルティが課せられますが、マナーや配慮が足りないことをしてもされても、そこに社会的な罰則は基本的にはないからです。


ゆえに傷つけられても落ち込まされても、それを声高にはあげつらいません。詮ない虚しいこともあまりしない主義なのです。


今や主に観戦だけですが、オレは団体球技愛好者でもあるので、あくまで戦うのはルールの中でだけ。たとえ世間の理不尽にさらされたとしても、こちらとしては右手にロジック、左手にパッションを握りしめてただただ立ち向かうだけですね。







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