デニッシュは、ダニッシュが正しいの?


オレは片麻痺者になる前からもともと服装には無頓着な方でした。


年がら年中、黒いボトムスに黒ジャケット、黒革靴。シャツもほとんどモノトーン。ときどきシャレでアロハを着ると、申し訳ないのですが入店ご遠慮いただけますかと、酒場スタッフからイジられる有り様。


それに対してオレはこう返してました。

歌舞伎町で見かける本職の方ほ、もうちょっといいモノ着てるよ。


確かに東京のスジ者の偉い人は、一般人にはパッと見ではわからないけど、それでいて同業には何となくわかる絶妙な記号論的な着こなししてるしさ。新宿でパッと見でわかるその手は、大概使い捨ての駒の自覚もない少し頭の残念なヤツだけだよな。パロディじゃあるまいし、安いVシネの見過ぎかよ? とかなんとか言いたい放題。


そんな、着た切り雀だったオレが、こんな一人では入浴もできない身体になるとどうなるか?


何はなくとも着やすいモノ優先ですよ。


コレは介助のヘルパーさんが着せやすいという視点も含みます。


さらには皆さんの洗濯、物干し、取込みや畳み、収納の手間も考えます。


装具による褥瘡予防のための左足のハイソックスも同じものをニッセンで10足セットで買ってあります。右の健足側の普通のソックスも左に合わせた同じ配色のものを同数セットで。こうしておけば、事あるごとに靴下のペアを探す手間も一切ないしね。穴空いたりくたびれても相方に躊躇なく処分できるでしょ?


そういうわけで、主に通販にはなるんですが、衣類の購入時は自分に可能な動作で着られるものと、介助の人の手間の両方の落とし所を常に考えています。


それでも今のところ、前で合わせるファスナータイプのフリースなどの服は一人では着られません。


ただ、いつまでもそこからただ逃げてばかりなのも癪に障る性格なので、それも近いうちに、クリップと紐で作る自作のアイテムで何とか自力で着られるようトライしてみるつもりですけどね。秋以降をドンと見据えて!


コレも、数多あるネットの片麻痺用ライフハック情報のおかげではありますが…。


それにしても、昨今の衣類の素材開発はスゴいね? 去年はこれまでのようにハーフパンツの夏で過ごしましたが、今年は、紫外線対策も考え、冷感素材の長袖上下を外出時には忘れぬようしていますが、確かに着ている方がむしろ涼しい。


皮膚と服地が密着しないので、汗をかいてもすぐ揮発するのか、気化熱と外気の風の流れを感じて確実に体感が違う。


そういうわけで、専らお中華製サマー衣料アイテムに頼るオレは純度の高い国粋主義者には、どう考えてもいっかななれそうにもありません。


https://note.com/carewill/n/nf075feda1de7