生まれ育った地元の馴染みの深い映画館にちなんだ作品だから、何はなくとも押さえておかねばならぬと観ました。
劇映画としての文句をつけることは、いくらでもできますが、オレとしてはあまり積極的にはやりたくないかもしれません。具体的な対案が自分から示せない以上は。
インタビュー主体の全編ドキュメンタリーとして構成してもよかったかとは思いますが、後半のエモーショナルな展開は個人的には嫌いではないかと。特にエンドロールは、いい意味で映画好きへの強烈な反則技。
それと劇中で、今はなき稲田屋の店内がロケ撮影で使用され映像として記録されていることだけでも超貴重。
でも、こんなことも思い入れや思い出を何ひとつ持ち合わせていない人には、おそらくまるで無意味ですね。
というわけで、劇中の付近に縁のある人にだけに向けた極めてパーソナルな映画ということで、万人には決してオススメいたしません。
そして、引退したスジ者をストーリーに絡めると、いきなり昭和のノスタルジックな地域性が濃厚に匂ってくるあたり、何だかなあ…と思いつつも、セリフも演技も雰囲気も悪くないんよね。あの界隈と祖父の昔話を祖母から聞いてたもんで、どうしても…。
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