小さなポトスを手に入れました!

我が人生におけるルネッサンス運動が絶賛継続中のオレは、昨夜も古典的名作とされる日本のモノクロ映画を鑑賞。


いやあ、スゴいわ!


感動以上に、ここまで感嘆するとは…。


まずは、とにかく画がスゴいの。


構図や画角といった画面のレイアウトがまず完璧に決まっている。


黒澤もスゴいと思ったけれど、本作の溝口健二の完全主義も恐ろしいわ。


屋敷にしろ粗末な個人家屋にしろ日本建築の映像美が、これでもかと迫ってきます。撮影の宮川一夫もスゴいし、美術やセット、照明もすべてがスゴいんだろうけど。


ストーリーも脚本も舌を巻く。


それほど長尺の映画ではないのですが、セリフもシーンにもムダがなく極めてコンパクト。


男性キャストの兄弟の対比。そして、そのそれぞれの妻という女性2人の運命と人生への向き合い方。


このコントラストが、女性映画としても観られるかもしれない。


本当に女優さんが皆すばらしい。


決して美人すぎではないのに、とてつもなく魅力的な田中絹代。確かに全日本男子が惚れるわ。


存在感自体がこの世のものではない、妖しげな京マチ子。


水戸光子の強かなリアリズムにもまた魅惑される。もし嫁にすれば、人生の伴侶として最も頼もしいタイプ。


何だろう? この繊細に見えて骨太、自然主義っぽいのに、リアリティがある。


やはり、絵画と文芸を学んで造詣の深い人が創る映画は、ひたすら奥深い。


できれば修復されたフィルムを劇場で死ぬまでにもう一度観たいと思いました。


それは機会的に叶いそうもないので、早く再就労してプロジェクターを手に入れて近い感覚を手に入れたいな。


古い映画に包まれて、夢みるように眠りたい。そして、気づけば死んでるみたいな最期がいい。


将来的なオレのプロジェクター設置時における念願の初回上映リストは、モノクロ映画が目白押しです。


まだ未完全ですけどね。


あなたのオススメ作品はありますか?


https://eiga.com/movie/34873/