緋色の翼。 -20ページ目

緋色の翼。

鬱克服途中の私。鬱真っ最中の彼。

以前、「鬱のことを誰にも話していない」と書きました。

そのことについて書こうと思います。



発病は高校の時でした。

当時、何も知らなかった私は、仲のいい友達(4,5人程)に通院や服薬のことを打ち明けました。

本当に何も…分かっていませんでした。


友達たちは、私にどう接すればいいのか分からなくなったみたいで、接するときは腫れ物に触れるかのような態度に変わりました。

する側はあまり自覚がなくても、されてみると酷く寂しい感じがします。

目立つような、わざとらしいものではなかったのですが、表情や態度が“なんとなく”違って感じられたのを覚えています。

仲のよかった友達たちだったけれど、それからは疎遠になっていきました。

お互いが気を使いすぎた結果かなーと思っています。


高校でそんなことがあったので、大学では隠し通すことに決めました

幸い、私の周りには同じ大学に進む人が居なかったので事は簡単に運びました。


これが…隠し通すことが良いことなのかは分かりません。

でも私はこの判断をし、実行しました。

これが私のやり方なのだと思っています。


鬱になって、失くしたものが他にもたくさんあります。

先に書いた、仲のよかった友達たち

友達じゃあなくなったワケではないけれど、もうあの頃の私達には戻れません。

友達からの信頼

鬱々していて身体が言うことを聞かなくなって、約束の時間に遅刻したり、ドタキャンしたりが増えました。

傷のない綺麗な腕、足

これはもう、どうしても戻ってきません。


でも、だからって失くしたものばかりじゃないと私は思いたいのです。

病気になったから、今まで考えなかったことを考えました。

病気にならなかったら考えようとすることさえ、なかったかもしれません。

自分が病気になったから、その病気についても調べました。

知識だけでなく、自分がそうであったので疾患者の気持ちも、病気になってない人よりは分かるようになりました。


そして…今、彼の隣に居れること

私にとってはこれが一番大きいのかもしれませんねw


彼の気持ちを全部分かってあげることなんて、そんなの誰にも出来ないけれど、でも少なくとも病気の部分に関しては理解しようとしているつもりです。

病気に“一緒に”立ち向かうからこそ心強い…ということもありますしね。

お互いが鬱々しちゃってたらどうしようもないのですが;;


それでも一人で闘うのとは全然違う。

彼が私の勇気であるように、私も彼の勇気になりたいです。


そして病気の私を見つめて行きたい。

病気の私を認めて行きたいです。

自分が自分を見捨ててしまったら、もうおしまいだから。

自分だけは、自分を見捨てないように…。


病気の要素を持っててもいいじゃない。

それを乗り越えたんだよ。偉かったね。頑張ったね。

と言えるような私になりたいです。




人は誰もが仮面屋さん、もしくはお面屋さんであると私は思います。

皆それぞれに仮面を持っていて、場面場面で使い分けてる。


にこにこの仮面。

いい子ちゃんの仮面。

しっかりした自分の仮面。

頑張る自分の仮面。

強い自分の仮面。

挙げるとたくさん出てきます。

そしてこの私も、多くの仮面を所持しています。


昨日の日記で少しだけ触れましたが、私は自分の現在・過去の鬱状態のことや自傷のこと等、そういった類の話はほとんど誰にも話していません

体調や気分の変化が一番酷かった闘病当時、体調や病院通いのことを打ち明けた人達が離れていってしまったこと等があったので、それ以来はひたすらに隠し通しています。


大学内では、ある1人を除いては誰も知りません。

暑い夏の日も、毎日長袖を着て過ごしました。

…これは自業自得なので何とも言えませんが…。


大学内で隠し通す為の私の武器は、『にこにこの仮面』や『明るい子の仮面』といった類の仮面と、明るい色の服です。

にこにこの仮面をつけてヘラヘラと笑っていて、明るい原色の黄色ピンクオレンジの服を着ていれば、誰も私の影に気がつかないだろうと考えました。


だから真夏に長袖で過ごしていても、誰も怪しむことはありませんでした。

誰かに「暑くないの?」と聞かれても、

 「寒がりだから、冷房に弱いのよねw

と笑っていれば、それ以上は誰も怪しみませんでした。

自分が自傷をしている人等は、猛暑の中での私の長袖姿に違和感を覚えた人も居たかもしれませんが…。


違和感と言えば、私が普段着ている服の色もそうです。

明るい色は嫌いではありません。むしろ好きです。

淡い女の子らしい色よりも、ハッキリした原色の色の方を好んで着ています。

ハイビスカスやチューリップ,マリーゴールド等を思わせるような色…

わざとらしい程に明るすぎる

でも、それには理由があります。


最近メディア等の影響で少しずつ増えてきていますね。

私、本当は真っ黒黒い服が好きなのです。

レースがあしらってあったり、蝶々や十字架やドクロといったモチーフが付いているような。

自傷癖を持っていたりするような若い人達に多く見られるもののようです。

私はただ純粋に服が好きなだけなので、そうやって括られるのは好きではありませんが、周りからするとやはり1つに括られてしまうのでしょうね。


だから、勘繰られないように、わざとらしくても原色の服を着ています。


イメージというものは恐ろしいものですね。

今では私が時々珍しくモノトーンでまとめた格好をしていると、

 「鈴ちゃんらしくないねw」

 「珍しいね!」

 「誰かと思ったw」

と皆が口を揃えて言う程です。


隠していてもやはり好きなので、黒い服は休日にのみ着ています。

普段とはだいぶ違うメイクをして。

…これも一種の“仮面なのでしょうか。



たくさん持っていると便利である仮面。

しかし、多く持ちすぎたり作りすぎると自分でも混乱してしまいます。

私も2年程前に、手持ちの仮面が多すぎた故に“自分が分からない”と悩んでしまいましたが、今ではそれを着脱可能な仮面だと割り切って、むしろ楽しんでしまおう!といった方向に持って行こうとしています。


それが正しいとは確信していません。

けれど自分で作り出したものの為にクヨクヨと悩むことよりも良いのではないかと思います。


笑顔の仮面をつけて笑うのもいいけれど、やはり本当に心から笑いたいと思うのです。

仮面の下でも笑っていたい。

仮面を外して、ばあっ☆とふざけてみれる程度の余裕が欲しいものです。



鈴音です。

昨日、お友達が私に下のような類のことを言いました。


鈴ちゃんとあんまり会ってないのに、どうして平気なの?

 凄いなぁ。

 私は1週間会えないだけでも辛いのに。」


…本当は辛い、と言うか、やはり寂しいです。

笑っていても、強がっていても、やはり戻ってくる場所は同じ。

寂しい”。“会いたい”。

でも、それらの笑顔の裏の涙があるからこそ、少しでも私は強く居られるのではないかと思っています。


私達カップルは鬱同士です。

私は若干回復傾向にあるとはいえ、まだまだ不安定です。

お互いが鬱々している時に会っても、マイナスはマイナスを呼ぶばかりでどうしようもありません。

それに、鬱々している時は外に出ることが億劫になったりするので…つまり、移動が出来ないので会うことが出来ません。

でも会ったら会ったで、時々、片方が鬱々しているともう片方まで鬱々し始めたりもします。

些細なことでもマイナスな気分を引き起こしてしまうので、とても難しいです。


そんな私達だからこその、微妙なこの距離。

寂しがりの会いたがりの私には少々辛いけれど、これも試練だと思い、適応しようと頑張ってきました。

今では大分慣れて、1ヶ月間全く会わないことも普通になってきました。

…これもこれでどうだろうかと思うのですが。。;



そう説明出来たら一番よかったのですが、ヘラヘラ笑顔で

彼の学校の方が忙しいみたいだから、嫌でも慣れなくちゃねーって思ってたら慣れたよ^^

と答えました。


私は鬱だということを人に話していません。

…話せません。言えません。


鬱になったことで、それを打ち明けたことで、失ってしまったものがたくさんあるから。。。

いつも、元気に笑っているね。

お勉強だって、真面目にやってる。

家事も、毎日一生懸命ね。


お薬を止めれたんだってね。

凄いことじゃない。偉いよ。

自傷したい衝動にも負けてないのね。偉い偉い。


貴方はもう十分頑張ってるよ。

だからもう自分を責めないでいいの。そうやって自分を追い込まないでいいのよ。


いいこいいこね。よしよし。

頭撫で撫でしてあげるから、もうおやすみなさい。




…そうやって自分に言い聞かせようとしているのに、どうも上手く行きません。

頭と身体は繋がっているようで別のもの。

自分を責めて、追い込んで考え込むから、だからこんなに肩が凝るのよ ってカウンセラーの女の先生に言われたのに…。

色んなものに負けないようにって思う気持ちもその原因だろうけど、やっぱり頑張りすぎは私の良くない癖。


ゆっくり行こう。

のんびり行こう。



鈴音です。

今日は卒業した母校に挨拶に行きました。

なんだかんだで、大学に入学してからまだ1度も挨拶に行っていなかったのです。


行った先で、高校で一番最初に出来たお友達の桃花ちゃんに会いました。

卒業後に就職して、隣の県に居るハズの彼女がそこに居て、驚きました。

偶然お休みが取れたので遊びに来たそうです。

…彼女との出会いも、こんな偶然からでした。

入学者が集まって説明会があった日。

受験番号順で座った席が前・後ろ。

私が「一緒にお昼食べようよ」と誘った彼女も、私が愛して止まないあるアーティストが大好きで…。

1年生の頃はクラスも一緒で凄く仲が良かった。

2年生でクラスが離れてからは同じ授業もなくて、会うことも少なくなって、本当は寂しかった。。。

本当は大好きだったのに、こんなにも感謝したいのに、伝えられないまま卒業してしまいました。

夢に向かって頑張る桃花ちゃんが、私には輝いて見えて、尊敬していました。

それも伝えられなかった…。


もっと話しておけばよかったと思うことが溢れてきて、帰ってきてから少し泣いてしまいました。

今日だけは、思い出に浸るのを許して下さい…。



寂しくて今にもまた泣き出してしまいそうな夜にはの声が聴きたくなるのに、「電話してもいい?」と聞いたメールの返事がまだ来ません。