ごいたで遊ぶためには32個(枚)の駒もしくはカードが必要で、駒だと竹製、木製、麻雀牌風のごいた牌等々。
カードだと市販されてるごいたカードになります。
その中でも竹駒は16000円前後と、ごいたをボードゲームというジャンルとするならかなり高価です。
ですが、そもそも商業レベルで竹駒を作る職人さんがわしの知る限り1人しかいなくて、しかもその職人さんは高齢でごいた駒を作る生業で生活してるわけじゃないので作業工程を考えると16000円でもまだ安いと思います。
(昔は8000円で販売されても売れなかったとか)
ごいたがボードゲーム好きに認知されだした5年ほど前はまだ需要と供給が釣り合ってたと思われるけど(知らんけど)わしが知る限り2年くらい前は明らかに需要に対して供給が追いついてなくて、ごいた保存会の支部を起点に竹駒難民が発生していました。
ごいたがもっと認知されたらおそらく今後も竹駒の需要はあると思うけど、それに対して今後の供給はどうか?
自分でも竹駒作るから分かるけど、竹駒制作はほぼ全て手作業で竹駒作りだけやるなら約1週間、仕事しながらだと最短でも2週間はかかるので1セット売って16000円だとはっきり言って商売にならない。
確かに元手はほとんどかからないとはいえ、作業時間だいたい30時間、時給1000円として30000円はもらわないとやってられん。
まあ、個人であれこれ言ったところで価格を決めるのはごいた協会なのでどうしようもないんじゃけど。
ただ、今のままだと能登の職人さんが引退しても後を継ぐ人はいないんじゃないかと思う。
作れる人に後継げって言っても、手間かかってそれくらいの報酬しか入らんのなら引き受けんじゃろ。
趣味で作って知り合いに渡すならそれくらいの金額でもいいと思えるけど生業とするなら色々と思うことがあるな〜って話。