清潔感が大事、たしかにそれは分かる。
世間では、髪型、服装、姿勢、言葉遣い等で総合的判定が下される。
でも、鼻毛はどうしようもない。
鼻毛カッターで毎日剃ればええやん、と人は言う。
分かってる、そんなことは百も承知さ。
実際毎日トリミングしてるよ!
世の中は不可解で、小説より奇なりとはよく言ったものだ。
その中でも鼻毛が一番不可解だ。
世の中には、折りたたみ鼻毛というものが存在する。
鼻の穴に指を少し入れ、押さえたまま下に引っ張ってほしい。
ほら、いつもよりはるかに長い、2倍強の鼻毛がそこに。
なに勝手に鼻の中で折りたたまれとんねん。
いや鼻毛は悪くない。
鼻毛は折りたたまれるものではないという偏見、いや、そんな概念を持たなかった私が悪い。
家を出る時、鼻毛は出ていなかった。
マスクをし、家を出て、電車を乗り継ぎ会社へ到着。
トイレでマスクを外し鏡を見ると、右の鼻の穴から唇の上まで一本の毛が付いている。
髪の毛がなんで?と思い、取ろうとしたが取れない。
鼻と繋がっている。
ヤツは鼻毛だ。
きっと折りたたまれたまま鼻の中で成長し、バイーンとふいに登場したのだろう。
もうよそう。
どんだけ頑張って完璧を装っても、所詮私達は人間であり、不完全だ。
清潔感とはなんぞや。