こんにちは。

今日は、よく効くけどなんかしんどくなる「メトトレキサート」の話です。

途中、最近のSIBO疑いで行っている低fodmap食の話も少しからんでいますが、「メトトレキサート」を飲んでしんどい、やめたい、どうしようと何度も悩んだので、同じように悩む人の参考になればと思います。





リウマチ(脊椎関節炎)の治療を始めて長いけど、「メトトレキサート」と「エタネルセプト」はわたしには本当によく効いた。


量は減ったけど、「エタネルセプト」を今でも2週に1回、「メトトレキサート」を週に1回使用している。


「メトトレキサート」は飲み始めてから何年も、飲むと数時間後から翌々日くらいまで二日酔いのようなにぶい吐き気に悩まされて、常に頓服として吐き気止めをもらって飲んでいたし、量がかなり少なくなった今でもたまに吐き気が出て、頓服の吐き気止めを飲むことがある。

またいまだに「メトトレキサート」を飲むと出るのが、尋常じゃないほどの眠気とだるさ(女子なら生理前や生理中に経験したことがあるだろう、あの感じに似てるかも)。

「メトトレキサート」を飲むと本当に仕事にならない日が一週間のうちに最低でも2日はやってくる。

そして、低fodmap食を実践し始めてはっきりしたのが、特に「メトトレキサート」を飲んだ当日の昼くらいから異常にお腹が張るようだ。


低fodmapにして、間違ってうっかり食べてお腹が張ることは何回かあって、それでもどうしても原因不明な日があった。

それが後で振り返ってみると、「メトトレキサート」の日と「エタネルセプト」の日。

私の予想では、この2つの薬は免疫に作用する薬だから、胃腸の動きも低下するのかなと思っている。


私の胃腸の不調がどうもリウマチの薬によるものだと判明した今、胃腸症状の改善についてはとりあえず後回しにしようかと思っている。

まずは1錠でも抗リウマチ薬や鎮痛薬(特にオピオイド!)を減らすこと。

こっちが何よりも先にやるべきことなんだと。


元はと言えば、私は便秘体質ではなく、環境の変化で軟便になるタイプだったのに、股関節痛や仙腸関節痛で眠れない、痛くて夜中に飛び起きるということでオピオイド系の鎮痛薬を使い始めてから、すっかり胃腸が動かなくなって便秘体質に完全にシフトしたのが始まり。

さらに、コロナ禍でワクチンを打つたびに不思議と腸内環境が悪化していくような感じだったのに加えて、祖母と猫2匹のトリプル介護で睡眠が安定しなくなって、さらに胃腸の調子は悪化した。


低fodmapも良いけど、薬を減らすために行動した方が早い気がしてきている。

低fodmapはお腹の調子の改善には良いかもしれないが、栄養も食物繊維も不足して血糖値スパイクを起こしてるかもという印象。

根本の問題がリウマチ治療の薬によるものだとしたら、まずは必要な栄養を摂って、体調を整える方が大事かも。

ということで、早くも低fodmapは挫折しそうだてへぺろ


話が胃腸の話に脱線したけど、「メトトレキサート」は小さい関節の痛みにはよく効く。

手は全ての第2関節と、親指の付け根のCM関節の骨化があるけど痛みはかなり抑えられているし、足は内反小趾で外反母趾の私だがかなり痛みは抑えられている。

また両肘も骨化済みだけど、酷使しなければ痛みも抑えられている。

冬はとにかくあちこち痛い季節だが、「メトトレキサート」のおかげで小さい関節の痛みは最低限で済んでいる。

逆に言うと、「メトトレキサート」を飲んで一週間を待たずして、天気が悪いと、これらの部位がジワジワ痛んでくるから、薬が効いてることを実感する。


薬だから、メリットとデメリットがある。

日常のQOLの向上のため、薬の最適な量を探りたいということを患者側からお医者さんに積極的に相談することが大事なのかもと今回感じた。


「メトトレキサート」を飲むとダルくてしんどいから止めたいと思うリウマチ患者さんは多いだろうと思う。

私もそうだったから。

でも、吐き気止めなどを使用しながら、量を調節しながら、可能ならば仕事を調整したり、仕事が休みの日に「メトトレキサート」の副作用が出る日をぶつけるように「メトトレキサート」を飲む日を変更するなど、上手く付き合う方法を探してみて欲しいと思う。

少なくとも私はかなりこの薬に助けられたし、苦しみを伴っても飲み続けてて良かったと思っているから。


リウマチという病気の特性上、薬とのお付き合いが長くなることが多い。

だからこそ患者側がもっと自分ごととして、積極的に治療に取り組むのが大事なんだと今さらになって気付いた。

お医者さんに言われるままに薬を飲めば治るわけではないし、少なくとも薬には副作用などのデメリットもあったりする(だからといって私は西洋治療をやめる気はない)。

薬に頼って、弊害が起きたら薬のせいばかりにせずに、運動や食事や睡眠など自分が最低限やるべきことをやらなきゃならないんだと、今回胃腸の調子を崩して気付いた。


結論。

皆さん、「メトトレキサート」と上手く付き合いましょう。


私には効いたし、リウマチ発症発覚した途端に「メトトレキサート」飲み始めて、1年で寛解した友人も知っています。

感染症予防など、何かと対策が必要で面倒な薬ですが、上手く付き合えば怖くないです。


そうそう。補足。「メトトレキサート」を飲んだ当日は、水分を多めに摂っておくと、翌日以降の吐き気が軽減する実感があります。

ただし、水分多くとりすぎると、翌朝むくみやすいので(「メトトレキサート」が腎臓に負担をかけるからかも?)、翌日はカリウムの多いフルーツや野菜をたくさん食べましょう!