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一茶が訪れたことで知られる炎天寺。
足立区、竹の塚駅近くにある。
「やせ蛙負けるな一茶是にあり」はこの寺がモチーフなのだそうだ。

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本堂前にも大きな親子蛙の石像があったのだが、あいにく携帯の電池が切れて撮れなかった。

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ここにもトトロがいた。
今週はトトロをよく見かける。
ひょっとすると俺はトトロのストーカー被害にあっているのかもしれない。

今日は本当に寒かった。
炎天と名にある寺にいながらこの寒さはと、ひとり苦笑した。
ちなみに門前には、「日洩れては急ぐ落葉や炎天寺」という石田波郷の句碑が立っていた。
これも一見「落葉」と「炎天」とがミスマッチ。
だが試みに、下五に他の寺の名前を入れてみると、途端に上五中七のフレーズが光を失うのがわかる。
「炎天」によって想像される真夏の境内の光景との対比によって、上五中七のフレーズが引き立っているわけだ。
「急ぐ」は葉の落ちる形容だけでなく、季節の移り変わりの速さを含んだ表現。
波郷の師、水原秋桜子の代表句に「啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々」があるが、その「いそぐ」とはニュアンスが異なる。
秋桜子の「いそぐ」は目前の冬の訪れの速さ。
波郷の「急ぐ」は、時間それ自体の速さといった感じた。
秋桜子句に比べると波郷句の印象に茫洋としたものがあるのも、より長くより厚い時間を孕んでいるためだろう。
波郷もその点を十分意識して、落葉を形容するのに、師の有名な先句がありながら、この言葉を用いたに違いない。