季語は「紅椿」で早春。「鳥」は鵯だろうか。椿は花の中でも大柄。「大きな貌」は、花よりも大きな貌をしたという意味ではなく、椿に見入っていたところ突然飛び来たった一瞬の印象を表現したのだろう。同時に、「紅椿」の「紅」と相俟って、野生の逞しさ、自然の力強さをも示している。