「轟音のはがれ落ち」が卓抜。眼前の凍滝の静寂を言い当てるとともに、建築を凍れる音楽と言うように、音なき音を聞く作者の内面まで照らし出す表現。
聴覚ばかりでなく視覚的にも、「はがれ落ち」が、まるで不純物が取り除かれたかのように真っ白な凍滝を想像させる。朝日に輝く凍滝をイメージするのが、この作品にはふさわしいようだ。