トイレットペーパーに香や雪催○

星見上げ白息星へのぼりけり

ヴィーナスの腕の断面寒旱○

いつしんに川波追へる飛雪かな○

如月や白磁の皿に黄ほのか

歓楽街ひやかし歩く多喜二の忌

*一句鑑賞
しぐるるや近所の人ではやる店 軽舟
現実の店を目の前にしながら、記憶の中の風景を見ているような句だと感じた。人懐かしさとともに、対象との距離も感じさせる「しぐるるや」の効果だろうと思う。