東京・文京区にある立原道造記念館が9月27日に閉館するそうだ。関連サイト
記念館には一度行っただけだが立原の詩はよく読んだ。
いまでも「哀れな僕の魂よ美しいものには微笑むがいい」といった詩句が脳の片隅に残っていて、何かの拍子にふと思い出すこともある。
いま立原道造を知っている若者はどれほどいるのだろう。
私くらいの年代の若いころにはまだ立原のエピゴーネンが少なくなかったように思う。
かくいう私も立原ぶりの感傷的なソネットをノートに書きつけていたクチだ。
われながら気持ち悪い。
恥ずかしい。
と同時にやはり懐かしい。
閉館になる前にもういちど足を運ぶことにしよう。