今日は久しぶりにブログを書いている。3月から5月上旬に掛けては私の業界は繁忙期であり、ちょっとブログを更新する余裕がなかった。この二ヶ月間は本当に忙しかった。精神的にも追い込まれるていたと思う。ただ今回の決算を乗り越えてわかったことがある。基本的に会計監査というものは三つのスキルが必要であるということ。
一つ目はプロジェクトマネージメントスキルであり、もう一つは会計監査の知識、そして最後にクライアントのビジネスの知識である。意外に思われるかもしれないが、会計監査という仕事はプロジェクトマネージメントがとても重要なのである。何故ならクライアント企業の決算には必ず締め切りがあるため、その締め切りまでに全ての作業を終わらせる必要があり、それを達成するためにはいつまでに何を誰にやってもらわないといけなく、それにかかる時間はどれくらいかかるのかを全て管理しないといけないからである。この仕事は現場レベルでは現場のシニアインチャージが行う。私はこのシニアインチャージの立場だったので、現場では下のスタッフの進捗管理からクライアントから頂く資料の管理等を全て行っていた。
二つ目はいわずもがなであるが、会計監査の知識である。会計基準、監査基準の知識があればあるほど何をすればいいのかがわかるようになり、その分意思決定も早くなる。
そして最後はクライアント企業のビジネスの理解である。財務諸表監査はリスクアプローチで行う。クライアント企業のビジネスの理解なしに、リスクアプローチは取れない。リスクを識別するためにはビジネスの理解は基本中の基本である。勿論作業面においては内部統制のテストを行うときに業務プロセスの理解をするというのは重要であるが、、まずはビジネスのどこにリスクがあるか、この理解が不可欠である。今日はいままでの振り返りでたくさん書いてしまった。明日からまた会計の話をアウトプットをしていくことにしよう。