11月12日、スピーチ講座を行いました。この講座はどなたでもお申し込みいただけるオープン講座で、年に2回開講しています。もともと少人数の講座なのですが、今回はコロナ禍ということもあり特に少なく、4名の方が受講してくださいました。こんな時期にオンラインではないリアル講座にお越しいただいて有難いばかりです。
さて講座の内容ですが、基本的にスピーチなので『人前で話す』ことにフォーカスしています。「話し方」というと1対1でのコミュニケーションもありますが、こちらはこの講座ではほぼ触れません。しかし、コミュニケーションの手段という意味では、1対1も1対大勢も基本は同じです。
自分の現状と目指す目的を認識するところから始まり、話し方の基本をお伝えしています。『入門編』なので、本当に基本のキです。
・アガリのメカニズムと対処法
・滑舌が悪い原因と改善の方法
・順序立ててわかりやすく話す方法
・棒読みにならないテクニック
・人前で話す時の目線の動きやボディランゲージ
などなど
スピーチ講座なので、もちろん受講者の皆さんにもたくさん話していただきます。
個人レッスンとグループレッスンはそれぞれ良い点があります。個人レッスンは、じっくり自分だけの時間を使えますし、人と一緒は恥ずかしい・・・という方にもお勧めです。グループレッスンは、他の人の話す様子を見て自分に置き換えて考えられます。自分のことはわからなくても他者のことはよくわかるものですからね。
また、一人一人スピーチをしていただいて全員からフィードバックをしてもらうのですが、このフィードバックが結構良いのです。何が良いかというと、メリットが2つあります。
1つ目は、他者から自分がどんなふうに見られているのかがわかること。人前で話すうえで、人からどう見られているかを知ることがとても重要です。録画をして自分で見てみることも大切ですが、何の利害関係もない人が素直に言ってくれるフィードバックの言葉は大変貴重です。
2つ目は、何か言わなければならない、という心構えで人のスピーチを見るので『聴く耳』になっていること。人の良いところや、もっとこうした方が良いかも、ということを見つけやすくなり、自分に置き換えることができます。何人かフィードバックを繰り返してくと、フィードバックの内容もブラッシュアップされてくるのが毎回嬉しいです。
そして今回初めて取り入れた内容は『マスク生活でのコミュニケーション』です。
今、私たちの生活はマスク着用がデフォルトになっています。顔の半分を隠してしまうマスクをしていると、マスクをしていない時に比べて表現力が半減し、コミュニケーションミスや食い違いが起きる確率が上がります。それは、顔の表情だけでなく声にも表れます。口に1枚フィルターがかかった状態では聞き取りにくいのは当たり前。それにより何度も聞き返すやり取りが生じるとストレスになります。
このように、今回は時世を反映して、これから必要なコミュニケーションスキルも加えた内容で行いました。
次回のスピーチ講座は来年になりますが、また日程が決まり次第伝えしますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
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菱田さつき オフィシャルホームページ
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