皆様、こにちは。
牧歌ブリ吉でございます。
昨年の今頃の記事を振り返ってみると、当方は日本に居りましてFoodexや稀代のシェフ、ガリー・ローズ氏の記事を書いているのですね。在京中は何を考えずとも記事ネタが当方の頭の中に飛び込んで来る毎日でした。しかも、今年の日本ではアンバサダー・アウォードなどのイベントが行われているのです。ところが、ブリ吉の居る当地では、英国の香りが殆ど漂って来ないばかりか、今年になって英国関係のイベントなどは、な～んにも起こっておりませんのだ。
【ハチミツとミルクをまじぇたオートミールも繊維質と一日のエネルギーを蓄えるにふさわしい粗食事です】
ポカ～ンとしていたり、別の仕事をしていたりすると、どんどん原稿の〆切りが来るし、ブリ子さんに送る記事も出来ません。
でもね、今回は皆さんが英国にいらっしゃる際の朝食のアドバイスを差し上げます。
今回は朝食について。
英国の朝ごはんと言うと、サマセット・モームの残した言葉、To eat well in England, you should have a breakfast three times a day.（イギリスでよい食事をしようと思うなら、朝食を三度とればいい）が有名ですね。
【画像は白パンですが、Wholemealをお奨めします】
モームの言葉は、褒め言葉と言うよりも、ある意味、英国食に対する皮肉ですかね。
見た目はともかく、不味くて食べられないということは、経験上少なかったと思います。グリーシー・スプーンズと呼ばれるカフェや田舎のＢ＆Ｂでは、稀に、せっかくの食材をもったいないことするなあ、と思いながら、ケチャップとHPソースとイングリッシュマスタードを大量に使いながら食べきった記憶はあります。
ブリ吉が英国に戻れば、イングランドとウェールズには親類縁者や友人が居るので、ご当地の朝食を頂きます。スコットランドのB&Bでもイングリッシュ・ブレックファストを頂くこともあります。スコットランドではハギスやブラックプディングが付け合せ程度に添えられることもありました。
【ウェールズの宿で頂いた朝食。海苔の佃煮、Laver Cakeもご健在です】
片や、冷たいパン（クロワッサンとかデーニッシュ）と紅茶だけを、コンティンネンタル・ブレックファストとして提供するホテルやB&Bも存在します。
こういった朝食の条件の中、どこに行っても気を付けるのがFibreです。食物繊維です。
イングリッシュ・ブレックファストの場合は、ブラウン・ブレッドを頼みます。さらにイングリッシュ・ブレックファストの前後には「一握り分」のシリアルか、オートミールを頂きます。少しでもかなり効果的です。英国食には繊維質が不足がちと言われますが、実際の英国人たちは、朝からお腹が張るほどの繊維質を摂っているのですね。
朝食の場にはコーンフレークスしかない時もありますから、旅行ではジップロックに20～30g/食分のシリアルを持ち歩くようにしています。
イングリッシュ・ブレックファストでお腹いっぱいになる前後で繊維質の食事を摂れば、その日の戦意も高揚します。いえ、別に闘わなくても良いんですけどね。
ともあれ、最終的には食べる本人と食事との接し方のissueであると思うわけです。ツマラナイ言い方をして申し訳ありありませんが、「身体」と「食欲」と「目の前にある食べ物」との三者でご相談の上、在英中は健康管理をして下さい。としか言いようがありません。
英国から戻ると大勢の日本人が言います。 「太っちゃった」
あれ？英国食ってマズイんじゃなかったんでしたっけ？
いえいえ、英国滞在中を思い出してみれば、美味しいモノを召し上がったことをお忘れでは？
朝食を基本に、一日の献立を考え、良き一日、引いては最良の旅になるであろうことを祈念しております。ブリ吉も梅雨の時期を避け、英国の最良の季節を満喫しようと考えています。ああ、運転免許の書き換えもやらなくちゃ。90年代の中頃までは65歳まで無審査で、書き換えも無く、且つ顔写真も無いB5サイズの紙きれの免許証だったんですけどね。
以上、ブリ吉でした。
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