ヴィクトリア時代にタイムスリップしてみませんか? | Britain Park  - 英国政府観光庁 -

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さあ、一緒にイギリスの旅へ出かけましょう!

 こんにちは。
ライターの石井理恵子です。

今年は女王エリザベス2世が、それまでの最長だったヴィクトリア女王の在位記録を抜き、英国史上最長在位の君主となった記念の年なのですね。

 さて、英国の歴史の中でも際立って産業が栄え、文化が花開いた、ヴィクトリア女王の在位していた時代。そして英国を代表する作家、『クリスマス・キャロル』や『オリバー・ツイスト』で知られるチャールズ・ディケンズの小説やコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズなどがこの時代を舞台としているといえばピンとくるのではないでしょうか。これらの作品を映像化したものをごらんになっているとイメージしやすいと思います。ファッションもまた変化し、バリエーション豊富で魅力的、特に女性の心に訴えかけてくるものがあります。

 映画やテレビドラマでヴィクトリア時代に接することもできますが、英国には、その時代をかなり忠実に再現している場所や、ヴィクトリアン・ファッションに触れることのできるスポットやイベントがいくつもあり、観光客も気軽に訪れることができ、レトロな雰囲気を体験し楽しめます。

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 その中でも特におすすめなのが、シュロップシャーにあるブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン(Blists Hill Victorian Town)です。世界遺産でもあるアイアンブリッジ渓谷を含むエリアにある施設で、そこには19世紀の建物を移築し、当時の衣装に身を包んだ人々(スタッフ)がいて、農業をしたり、商売をしたり、ものづくりをしたり、家事をしているところを直接見ることができます。

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当時の手法でパンを焼き、工房でろうそくを作り、印刷所では年季の入った印刷機を使って作業を行っています。


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そういった場所で作られたものを実際に買うこともできるのです。分かりやすくいうと、ここはヴィクトリア時代の再現テーマパークで、訪れる人をィクトリア時代のひとつの街にタイムスリップした気分にさせてくれます。

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スタッフォードシャーの貴族の領地と館だったシャグバラShugborough)にはメイドたちの生活がわかるミュージアムもあります。


役割ごとに異なるメイド服を着たガイドが仕事を実演しながら施設を紹介してくれます。他にもコスチュームのガイドはいないものの、ヴィクトリア時代に実際に着用した衣装や、生活用品の展示の多いミュージアムは英国内にいくつかあります。



 ちなみに、チャールズ・ディケンズが実際にロンドンで暮らしていた家もミュージアムになっていて、当時の彼の暮らしぶりがわかります。また年に2回、数日間のみの開催ですが、ディケンズ作品の登場人物などのコスプレをした多数の人たちが、ディケンズゆかりのロチェスターの街のメインストリートをパレードする『ディケンズ・フェスティバル』もあります。



よく見ていると「この人は『大いなる遺産』に登場するあの人!」とか「『骨董屋』の少女?」などと思われる扮装の人たちがいます。子供から老人まで幅広い世代の人がヴィクトリアン・ファッションで練り歩くさまは壮観です。



これは現代の街が魔法にかかったように人々によって姿を変える、ユニークなイベントです。パレードが終わっても、終日コスチュームの人たちが街に溢れています。


 できれば英国旅行の計画に、こういった場所を訪れていただけたらと思うのですが、なかなか行けない…。そういう方には9月10日に発売した『ヴィクトリア時代の衣装と暮らし』という本をおすすめします。

本では私が取材した、上記で取り上げた施設を含むミュージアム、フェスティバルから特に目を惹くヴィクトリアン・ファッションをたっぷり。それも庶民から紳士淑女のものまでさまざまな階級のファッションを多数写真でまとめてみることができます。




 
 日本で出版されているヴィクトリアン・ファッション関連書籍の多くは、モノクロ画像に彩色したものやイラストが中心でしたが、とにかく“カラーで生き生きとしたヴィクトリアン・ファッション姿を、読者の方と共有したい!”と思ってまとめたものです。ただしファッション研究本というわけではなく、ヴィクトリア時代の映画や小説に興味を持ちはじめた方が、見てすぐイメージのわくようなつくりになっています。

 翻訳書や著書の多い共著者の村上リコさんに、ヴィクトリアン・ファッションの基礎知識と当時の生活の豆知識もポイントを押さえてわかりやすく執筆していただいたので、ヴィクトリアン初心者でもすんなりその世界に入っていくことができますし、むしろこの本が興味を持つきっかけになっていただけたらと思います。

 10月には、この本の挿絵担当の松本里美さんがヴィクトリアンにインスパイアされた銅板画の個展を開催、その期間中には本と連動したイベントも予定しています。ご興味のある方はぜひ。


(写真:トム宮川コールトン、横山明美)


ヴィクトリア時代の衣装と暮らし』を3名様にプレゼント!


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キャンペーン実施期間
2015年9月15日(火)~
9月17日(木)23:59まで
当選者へは、直接ダイレクトメールにてご連絡させていただきます。

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