日本で食べたくなる英国食 | Britain Park  - 英国政府観光庁 -

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英国政府観光庁の"ブリ子"がお届けする、
イギリスの今が沢山つまったイギリス情報。
さあ、一緒にイギリスの旅へ出かけましょう!


みなさんこんにちは、ブリ吉です。

ブリ吉の生活の拠点は英国にあるのですが、ここ数年英国以外の国で過ごす時間を長くしています。在英時代は、(高価な)和食レストランに行くか、和食材店で材料を購入しないと和食など食べられないわけですが、在外生活ならぬ「英」外生活が続くと、英国食をなんとかして調達したくなります。

 
先日ご紹介したパースニプスや、ルバーブのような食用植物は、築地市場などの専門業者にお願いするか、種を英国で購入してきて、秘かに栽培するしかないのですが、たぶん種を植えたら植物検疫法に違反するので、お奨めしません。ブリ吉は「違反かもよ」と申し述べておりますので、その辺は自己責任でお願い致します。

ともあれ、日本でもある程度の近似した材料が入手できれば、本場英国で食べるモノとはあまり変わらない英国食材として仕立てることは可能です。


 (中華鍋にアルミフォイルを敷いて、その上に桜樹などのチップ一人握りほどを置きます。サバから汁が滴っても、火が落ちない工夫として、丸アミを二枚用意します。アミの間に、フォークで穴をたくさん空けたアルミフォイルを挟んで、市販の塩サバを網の上に乗せます)


 (で、燻すのはこんな感じ。出来れるだけ低い温度で長い時間を掛けた方が身崩れのない燻製になります。時間にして10分~15分ほど)


先日は近所のスーパーで、身の厚い塩サバを見つけると、衝動的に英国式鯖の燻製が食べたくなりました。
でも、英国式は塩水付けの後2日間干すなどしてから高過ぎない温度で燻すので時間が掛かります。ブリ吉は今すぐ食べたい。しかも、ジューシーな身にかぶり付きたいと思うと、帰宅してすぐに、塩サバの燻製に取り掛かりました。つまり、塩漬けもしないし、干しもしないで、そのまま燻したわけです。

あまりにも安易かと思ったのですが、出来てみたら、一人でもにんまりする味でした。新鮮で柔らかな肉質の燻製サバは、桜樹のチップで燻蒸された香しさとナイアガラの滝のような肉汁が口の中いっぱいに広がって、しめ鯖とも高級なサバずしとも異なる、時代の最先端のThe Sakanaとなって提供(サーブ)された、言わば活かした(イカした)未経験の味を表現しているのであります。(はい、ちょいとくどかったですね)

 (この出来上がりは、ちょっと温度が高かった様子。身が割れてしまいましたが、味は大丈夫でした。半身を吉田シェフに持って行くと、その晩のディナーでカナッペにのせるパテに使われたそうです)

画像は燻す温度が高くて少し身が割れてしまいました。燻製は魚が反り返らぬ程度の温度で時間を掛けて燻した方が、燻されて乾いた表面が内側の肉を保湿して、外カリカリで内側ジューシーなサバ肉に仕上がるようです。
実は、これ、在英邦人サラリーマンの土曜日の朝ごはんでもあるのです。


 (これは吉田シェフ作。塩水に漬けた後、2日間冷蔵庫などで、ラップをしないで乾燥した後に燻すんですね)


 
(こうなったら、日持ちもします。ブリ吉の作った塩サバ燻製はジューシーで旨かったのですが、吉田シェフのものは本場の味、正統派の鯖薫(さばくん)です)


皆さんも悔しかったら、自分で作るか、旅行で英国に行って食べてみて下さい。英国ではパブの昼ごはんにプラウマンというプレートがありますので、そのメインにSmoked Mackerelと注文すれば良い筈です。注文の際に、Smoked Mackerelだけを電子レンジで30秒だけ温めてとか、フライパンで少しだけ温めて、と頼めばやってくれるところもあるので、口の中がナイアガラ状態になること請け合いです。


ああ、もうたまらん。

ブリ吉

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