冷茶 | 「台湾茶藝館いろは」の台湾便り

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台湾旅行のお供になれば幸いです。

昨日冷茶に便利なガラスの急須をご紹介しましたが、冷茶に合うお茶はどんなお茶が良いでしょうか、

 

という質問がありました。

 

まず、いいお茶である必要は無い。。。と思います。

 

いいお茶とは、バランスの良いお茶だと思っています。

 

なので、これはやはり熱いお湯で淹れた方が美味しいです。

 

お土産で頂いた物や、自分で買ってちょっと今一つかな。。。というお茶を冷茶で淹れてみて下さい。

 

アンバランスなお茶は意外と冷茶の方が美味しく頂けます。

 

自分の持っているお茶の美味しさを最大限に引き出してあげたいですものね。

 

 

冷茶に使うお水はアルプスの湧水を一度沸かした物を使っています。

 

やはり山の水は美味しいですね。

 

今日、水を汲んでいる時に、そばで待っている人の中に、何が違うのかな。。とおっしゃっているのを

 

ちらっと聞きました。

 

ミネラルですね。このバランスがいいのでしょうね。

 

飲んだ時に柔らかく甘く、まろやかです。

 

 

水については、既に唐の時代(8世紀)、『茶経』に記されています。

 

一番良いのは山の水。そしてどこの水が良いのか、水源についても色々比べられ、名水と呼ばれるランキングもあります。

 

中国ドラマで、たまにお茶のシーンが出て来ます。

 

雪水を溶かして。。。とか、蓮の花の露を集めて。。とか。。。

 

唐代の詩人白居易も「融雪煎香茗(雪解け水で名茶を淹れる)」と言っています。

 

一度美味しい水に出会うと妥協できなくなるのでしょうか。

 

水は茶の母である・・・本当にその通りだと思います。