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合格への道のり("3つの道"編)

これまで20年以上勤務した国家公務員を辞職し、2022年12月からは受験生、実務家(士業)及び講師の3つの道を歩みますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m。

皆さん、こんにちは。

リーダーズ総合研究所・講師の板野です。

 

11月の行政書士試験が終わって早くも1ヶ月が経過しました💦💦

そろそろ受験後の身体的疲れは癒え、精神的にも落ち着いてきた頃なので、来年度のリベンジに向けて本格的に動き出す受験生も多いように思います。

 

その間、リーダーズ総合研究所は、辰已法律研究所スタッフの協力の下、昨年度までの択一式採点に加えて、今回から記述式答案についても採点を行い、結果をまとめました。

 

記述式答案の採点ですが、450名以上の受験生から応募していただき、初の試みとしては上々の立ち上がりのように思います。

 

提供していただいた450名以上の受験生には、成績診断結果や採点した答案(PDF)は既に返却しておりますが、各答案の採点結果を詳細に分析して「記述式採点講評」をまとめましたので、以下に概要を掲載したいと思います。

 

  記述式採点講評

配信中の動画及びレジュメ

 配信中の動画

レジュメと共に、既にYouTubeにて配信中です。

来年度にリベンジを誓う受験生が同じ失敗を繰り返さないようにするためには、本動画を通じて「記述式攻略」の秘訣をしっかり掴んだ上で、今後の学習に取り組みましょう✊✊

 

 レジュメ

https://service.tatsumi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/12/400cd299b2a85055dc2c559100589880.pdf

※上記URLより、PDF形式にてレジュメをダウンロードできます。

 

記述式問題の傾向と全体講評

 記述式問題の傾向

1.制度趣旨の理解を試された試験

●問題45「どのような形で」

 ⇒ 「一般債権者に先立って」

●問題46「何のために」

 ⇒ 「AのBに対する登記請求権を保全するために」

2.事例からテーマを検索する力を試された試験

●問題45「甲についていかなる権利に基づき」

 ⇒ 「動産売買の先取特権に基づき」

 

⇨ 新傾向問題への対応が求められた

 

3.難問に直面した時、冷静に問題文を分析して解答を導く力を試された試験

●問題44「誰を被告として」

 ⇒ 「国を被告として」

 

⇨ 冷静な判断力(実践力)が求められた

 

 全体講評

1.昨年度と比較して全体的に難化した印象であるが、その主要因は、受験生の学習が手薄な判例(問題44)や動産売買の先取特権(問題45)が出題されたことに起因するものと思われる。また、債権者代位権の制度趣旨を解答する異例の問題(問題46)も出題された。

 

2.近年の記述式試験(民法)は具体的事例から当事者の言い分を分析し、当事者の言い分を実現する手段として何を選択すべきかを現場で考えさせる傾向が続いている(便宜上、「テーマ未表示型」と呼ぶが、このタイプの問題は準備不足の受験生が多い)。

 

3.こうしたテーマ未表示型の問題に対処するには、単に択一式の学習の延長や論証(解答)の丸暗記では通用せず、事例問題を分析し、解答を導く解答プロセスが重要となる点を改めて指摘しておきたい。

 

4.今回の記述式で正解すべき基本論点は、

・問題44「誰を被告として」

・問題46「誰の誰に対するいかなる権利を」

・問題46「どのように行使できるか」の3つであったと思われるが、これら3つの平均点は、14.88点(得点率:67.6%)

 

5.一方で、問題46「何のために」は平均点0.57点(得点率9.5%)とほぼ壊滅状態で、多くの受験生が苦戦していた

 

6.以上の分析結果を踏まえると、平均点(150点)近傍の受験生が合格するためには、4.に掲げた3つの基本論点を確実に正解するのが最低限の条件になると思われるが、あとは他の論点についてどれだけ部分点を上乗せできたかが合否の分かれ目となる。

 

 記述式攻略の秘訣

令和7年度行政書士試験においては、令和6年度と同様の出題傾向が続くと仮定した場合、以下の4つの観点から記述式対策をしていく必要があります。

 

1.択一式では制度趣旨が問われないので学習を疎かにしがち

 ⇒ 各テーマを学習する際、面倒くさがらずにテキストや基本書で制度趣旨を一々確認し、早い段階で常識レベルにする(直前期に制度趣旨を記憶する時間的余裕などない)

 

2.択一式では問題文にテーマが与えられ、検索する必要がない

 ⇒ 基本書やテキストに掲載の事例問題について、テーマ(表題)を隠して何がテーマ・論点となっている事例かを考える(法的思考力の鍛錬)

 

3.難問にぶつかった時も試験会場で冷静に問題分析し、基本論点は必ず正解する

4.問題文の指示に従って解答する(⇒いずれも実践力)

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その他、各問題の講評や解説については、上記動画及びレジュメの方を御覧いただけますと幸いです。

 

 今後の予定(お知らせ)

①宅建士試験の先へ

宅地建物取引士試験の合格者を対象に、「宅建士試験の先へ」と題して、行政書士試験を目指すにあたってどう攻略していくべきかを解説した動画を配信しました。

 

宅建士試験の合格者が次の目標として行政書士試験を目指にあたり、その正体と対策法を知るための動画です。

 

行政書士試験の初学者やリベンジ組が学習戦略を立てる上でも非常に有益な情報が満載なので、ぜひ御覧になって下さい。

(動画はこちら)

 

(レジュメはこちら)

https://service.tatsumi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/12/0a9b914b423dcfae7449e9b48a911cd5.pdf

※上記URLより、PDF形式にてレジュメをダウンロードできます。

 

②新春特別企画

「新春特別企画」と称して、元旦から5日連続で記述式対策する上で重要な「記述式の公式」を解説した動画を配信する予定です。

 

近年、記述式問題において頻出のいわゆる「テーマ未表示型」問題を攻略するためには、問題を多数解いて解答を暗記する勉強法では限界があるので、「記述式の公式」を使って効率的に問題を解くことが秘訣となります。

 

▼記述式の公式(解答プロセス)

 

本企画では、①主に「何がテーマ・論点」となっている事例かを思考する機会を提供することによって、「記述式の公式」に当てはめて事例問題を解く能力を鍛錬(法的思考力の鍛錬)することを目的としております。

 

加えて、②問題文の指示に従って解答する能力(実践力)を養成します。

 

23日・24日に収録を終えたので、元日から5夜連続で配信します。

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さて、9日(月)の妻との日帰り旅行以降、上記の理由や仕事関係の忘年会(飲み会)が続いて受験生としての勉強は少し停滞しておりました。

 

その遅れを取り戻すべく以下の通りリスケジュールしましたので、ここから挽回していきます!

 

  学習戦略&学習計画

学習戦略

1月26日(日)の2級FP技能検定に向けて、昨年度断念した経緯などを踏まえ、今回は「勉強できる時にやる」スタンスで進めることにしました。

 

年内は事業経営の方が落ち着いているので、最低でも全6科目を1周します。使用教材は昨年度受講したTAC講座「2級本科生」を基本として、最新の情報にUPDATEするために同じくTACのテキストを使用します。

 

加えて、ライフプランニングと重複する健康保険法、国民年金法や厚生年金保険法を学習する予定です。使用教材は昨年度受講した【佐藤塾】社労士講座を使用します。

 

学習計画(12月9日〜22日)

 12月9日(月)

※妻と日帰り旅行(静岡県)

(学習範囲)

・不動産第8章・第9章【済】

 

(その他)

妻とバスツアーに参加

沼津港【うまいもん巡り】

⇨めんたいパーク伊豆【買い物】

⇨時之栖(御殿場)【イルミネーション鑑賞】、の順

 

▼バスツアーの全行程はこちら

 

 12月10日(火)

※事業所の定休日

(学習範囲)

・不動産第10章・第11章【済】

 

(その他)

・10日以降の学習スケジュールを作成【済】

 

・若手従業員とのZOOM忘年会に参加

 

・今年は過去問の検証にほとんど時間を採れなかったので、その反省を活かして早めに動くべく社会保険労務士試験の過去問題集を購入。FPの学習と並行して進めるべきところ、労働法は司法試験で、健康保険法・年金法は社労士試験で重要となるので、早く将来像を決めて動き出さないと・・・

 

 12月11日(水)

※神保町オフィスに出勤

(学習範囲)

・タックスプランニング第1章・第2章【復習】【済】

 

(その他)

・19:00~21:30「記述式採点講評」の収録

 

・テキストの「不動産鑑定評価手法(図表)」が理解し辛くて実務書を購入

(他人がまとめた)図表はわかった気にはさせてくれるけれど、まとめ方は受験生十色だし、真の理解の妨げになるケースがあるので、どうせ学習するなら"使える知識"を充填したいと考えて購入しています。

 

 12月12日(木)

(学習範囲)

・進捗なし

 

(その他)

・仕事の関係で忘年会に出席

・「新春特別企画」のレジュメ作成

 

 12月13日(金)

(学習範囲)

・進捗なし

 

(その他)

・仕事の関係で忘年会に出席

 

・「新春特別企画」のレジュメ作成

 

・今日の読み物は外山滋比古先生の著書4撰

先月から受験が続いて直前期の知識の詰め込みが主だったので、勉強とって極めて重要な知的好奇心(深い思考)を取り戻すべく拝読(内、最左の1冊は翌日14日に拝読)

 

 12月14日(土)

(学習範囲)

・進捗なし

 

(その他)

・仕事の関係で忘年会に出席

・「(仮称)元旦特別企画」のレジュメ作成

 

 12月15日(日)

※午後から休暇

(学習範囲)

・タックスプランニング序章・第1章(復習)【済】

・タックスプランニング第6章・第7章【済】

※学習モチベーションがUPしないので、学習範囲を変更

 

(その他)

・「新春特別企画」のレジュメ作成、師匠へデータ送信
 
・15日以降の学習スケジュールを作成【済】
※学習進捗が遅れ気味なので、22日(日)までに「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の3科目を1周することを目標とする
 
・来年、社労士試験を受験するか否か将来像と併せて検討中のところ、一度頭を0ベースに戻して学習内容を再確認しようと考えて「無敵の社労士」を購読。この試験は一旦学習を始めると"富士の樹海"のごとく、すぐ知識の迷宮に迷い込んでしまうので、骨格を再確認する意味で有益な入門書です。
 
憲法学・木村草太先生の出版記念特別講演『「憲法の急所-権利論を組み立てる」の使い方』を拝聴。併せて、著書「憲法の急所」も拝読しましたが、憲法上の権利の体系が整理されており、憲法の論じ方を良く理解できる内容でした。

 

 12月16日(月)

(学習範囲)

・タックスプランニング第8章〜第12章【済】

・相続・事業承継第1章~第3章

 

(その他)

・午前は仕事の関係で自宅から朝霞市役所へ直行。📱で池の鯉を撮ろうとしたら、餌をもらえると勘違いしたのか、ボス鯉が接近してきて口をパクパク

 

 

・今日の読み物は穂積重遠先生の著書2冊

著者の穂積重遠先生は渋沢栄一翁の初孫で、東京帝国大学法学部長や最高裁判所判事を歴任され、日本家族法の父と言われています。「民法出デテ忠孝亡ブ」で有名な穂積八束先生の甥に当たりますね。また、最高裁判所時代には刑法200条の違憲説(少数意見)を主張されました。

 

・今夜は12月末で寿退社する従業員の送別会

 

 12月17日(火)

※事業所の定休日

(学習範囲)

・タックスプランニング第2章(復習)

・タックスプランニング第3章〜第7章

・相続・事業承継第4章

※仕事の関係で緊急対応

 

(その他)

 

 12月18日(水)

※神保町オフィスに出勤

(学習範囲)

・タックスプランニング(全範囲)の総復習

進捗せず

 

(その他)

・「宅建士試験の先へ」の収録

 

・「新春特別企画」の収録に向けて事前ミーティング、帰宅後レジュメを修正

 

・売上原価の計算法を学習するため、「会計基準の研究」を購入

 

・かつて拝読した「自分を変える教室」について、将来像を再考する際のヒントを得るために再読

 

 12月19日(木)

(学習範囲)

・相続・事業承継第1章〜第3章

・タックスプランニング第2章(復習)【済】

・タックスプランニング第3章【済】

 

(その他)

・「新春特別企画」のレジュメを仕上げて師匠にメール送信

 

・仕事の関係で忘年会に出席

 

 12月20日(金)

(学習範囲)

・タックスプランニング第4章・第5章【済】

・タックスプランニング第6章(復習)【済】

・相続・事業承継第1章〜第3章

・金融資産運用第9章【済】

 

(その他)

・今日の読み物は、タックスプランニングで学習する棚卸資産の評価方法に関する実務書。公認会計士の松尾絹代先生の著書で、具体的事例やイラストが掲載されており、非常に理解しやすい書籍です。

 

 12月21日(土)

(学習範囲)

・タックスプランニング序章・第1章(復習)【済】

・金融資産運用第1章・第10章【済】

 

(その他)

・2級FP技能検定に向け、用語集を購入

 

 12月22日(日)

(学習範囲)

・金融資産運用第2章・第3章【済】

 

(その他)

・仕事帰りに書店に寄って書籍を5冊購入。積読分の書籍と併せて年末年始の読み物

 

 12月23日(月)

※神保町オフィスに出勤

(学習範囲)

・金融資産運用第4章・第5章

進捗なし

 

(その他)

・「新春特別企画」の収録第1回

 

・積読状態の書籍2冊を拝読

 

 12月24日(火)

※神保町オフィスに出勤

(学習範囲)

・金融資産運用第7章・第8章

進捗なし

 

(その他)

・「新春特別企画」の収録第2回〜第5回

 

・自己へのX'masプレゼントとして、画像の3冊を購入。12月は基本書の改訂ラッシュなので、必要なものは概ね購入しましたが、出費が・・・

 

・今日の読み物は鈴木美佐子先生の著書。

改めて論理的思考の重要性を認識しました。世の中に数万あると言われる法令ですが、実務では知らない法令に直面することもしばしばありますが、そんな時役立つのが"論理的思考"。既知の法令から、未知の法令の考えは恐らくこうだろうと論理的に導くことは有効な手法です。

 

・今夜はクリスマス・イヴ🎄🎄

帰宅が遅くなったので、日頃の感謝の気持ちを込めて、私から妻へ"ピアノ型オルゴール付ネックレス"(withメッセージカード)のプレゼントです。

 

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 12月25日(水)

(学習範囲)

・金融資産運用第4章・第5章、第7章・第8章

進捗なし

 

(その他)

・今日の読み物は犯罪収益移転防止法に関する書籍2冊。本法はマネーロンダリング及びテロ資金供与対策を目的とした法令です。規制対象となる特定事業者には一部士業も含まれ、取引時確認などの義務が課されています。日本はFATF勧告を踏まえて規制強化しているので、士業の先生方も改正法のチェックも怠りなきよう。

 

・末妹から連絡があってX'masプレゼントをねだられたので、新宿で待ち合わせて買い物。神保町オフィスの管理人さんからいただいたシュトレン(ドイツの菓子パン)が美味しかった

 

・最近取り入れた勉強法が「法律用語辞典」読み。条文の素読の如く進めていますが、解説に納得感が得られれば次の用語に進みますが、そうでなければ立ち止まって基本書等で確認。進度は遅いですが、法律用語を脳内に染み込ませるには最適な方法のように思えています。

 

 

 12月26日(木)

(学習範囲)

・相続・事業承継第4章〜第6章

進捗なし

 

(その他)

・事業所の忘年会

盛り上がったところで、若手従業員から今年の"社内10大ニュース"が発表されました。1位は代表交代ですが、2位以下に私の取り組みが幾つかエントリーしており、従業員には一定の評価を受けたようです。

 

・今日の読み物は画像左の書籍

毎日脳活として脳ドリルを解いていましたが、来年から論理的思考問題に切り替えます。5つの能力の内、早速、論理的思考の問題を解きましたが、"考える"トレーニングには最適です。

 
※26日までの学習成果を踏まえて、27日以降の計画を検討

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今年受験した貸金業務取扱主任者試験及び管理業務主任者試験の結果発表は来年1月10日。

2025年を「飛躍の年」にするためにも、まずは1月末の2級FP技能検定を頑張ろう!