筆記試験合格後、口述試験対策やリクルート活動などでバタバタしていましたが、漸く落ち着いてきましたので、近況も含めて今後の道筋をまとめてみました。
7月3日(日)の司法書士試験後、次の生き方(セカンドステージ)を模索してきましたが、11月11日(金)の最終合格発表とほぼ同時に今後の道筋が固まりました。
将来はトリプルライセンスで法律事務所を経営しつつ、勉強法の師匠・山田斉明先生の下で講師になるという大目標を掲げた上で、これからの1年は、そのための武者修行として3本の矢ならぬ"3つの道"を同時に進んで基盤固めをします。
その3つの道とは、
①受験生として
②実務家(士業)として
③講師としてです。
当初、③講師だけに絞って受験指導校で経験を積もうかと考えていましたが、前職を捨ててまで挑戦すると決めた司法書士試験だし、士業の世界に飛び込むことで実務の実態を把握し、将来の事務所経営や講師としての糧にするのが狙いです。
また、LEC・海野禎子先生のような士業兼講師(一時司法試験受験生も)を目指したいという野望もあります。
このまま頭の中だけで考えていても理論先行で中身のない机上の空論になりそうでしたので、10月11日、筆記試験に合格したタイミングで以下の通り実行に移すことにしました。
①受験生として
これまで、来年は9月予定の簡裁訴訟代理等認定考査を受験するか、8月末に社労士試験を受験するかでずっと迷っていました。
前者を受験するのであれば、100日間の特別研修を受講する必要があり、またグループ研修の課題を消化するのが非常に大変だと聞いています。
一方、社労士試験は令和4年度の合格率が過去3番目に低い5.3%となるなど、行政書士試験や司法書士試験と同様の難関試験であり、兼業で両方の受験は困難だろうと考えています。
そこで、前職で大変お世話になった大先輩が、定年退職後に千葉県内の某司法書士事務所で認定司法書士として勤務されており、先日、その先輩に連絡して認定司法書士のメリット・デメリットについてお伺いしました。
その先輩とは約10年ぶりですが、懇切丁寧に教えて下さり、またTAC・姫野寛之先生にオンラインで個別相談した際も同様の御質問をしました。
これらの内容なども踏まえて、後者の社労士試験を受験することに決めたわけです。
そして、10月31日(月)、資格の大原・水道橋校で「社労士合格コース(石戸泰史先生)」を申し込みました。
なお、「社労士24」については、受講相談の結果、少し様子を見て必要に応じて申し込みすれば良いとアドバイスを受けましたので、今回の申込みは見合わせました。
社労士試験に合格した後は、尊敬する伊藤真塾長の下で司法試験(司法試験予備試験ルート)を目指すことにしています。7月頃、伊藤塾に司法試験対策講座の件で受講相談しましたが、社労士試験の方を優先する形になりましたね。
また、これまで学習していたマンション管理士試験は1年後送りにします。
【受験生としての挑戦の道のり】
(2023年)
・8月:社労士試験
・11月:マンション管理士試験(revenge)
・12月:管理業務主任者試験
(2024年)
・1月:2級FP技能検定(AFP)
・9月:簡易訴訟代理等能力認定考査(P)
・11月:日商簿記2級
(2025年)
・司法試験予備試験
(2026年)
・司法試験
(2027年)
・1月:1級FP技能検定(CFP)
ところで、資格の大原・水道橋校で受講相談及び申込手続を終えた後、その先輩からたまたま電話があって、仕事の関係で都内にいるので今から会えないかとのことでした。
神保町界隈のカフェで約1時間ほど、行政書士及び司法書士業務全般にわたってメリット・デメリットなど、貴重なお話を伺うことができました。
経験豊富な先輩なので、これからも各業務の詳細や注意点、士業としての心得など、色々と教えていただくつもりです。
(2022.11.12追記)
11月3日(祝)に海野先生にお会いして、みっちり講師道を教えていただきました。その際、簡易訴訟代理等能力認定考査について受験した方が良いとのアドバイスを受けました。
来年3月には特別研修募集要項が公表されますので、それまでに再考します。
②士業として
ずっと即独を考えていましたが、伊藤塾の業務説明会や司法書士事務所での業務体験などを踏まえ、少なくとも社労士試験を突破してからトリプルライセンス(司法書士、行政書士、社労士)で独立開業することに決めました。
士業の垣根を取り払ってワンストップサービスを提供できるのは、クライアントの目線で考えれば非常に便利ですからね。
したがって、当面は司法書士事務所で業務全般を覚えるための武者修行をすることとし、リクルート活動した結果、埼玉県川越市内の某司法書士事務所から内定をいただいております。
現在は相続業務がメインらしく、埼玉県内の広域を業務エリアとする割には比較的規模の小さい事務所です。
※勤務条件など決まりましたら、勤務先の事務所名などを公表するつもりです。
なお、12月から日本司法書士会連合会や東京司法書士会、埼玉司法書士会などの新人研修が始まります。カリキュラムを確認すると相当過密状態なので、①受験生との両立が大変そうですね。
また、行政書士の登録について、勤務先の所長とも相談して決めますが、少なくとも師匠の「リーダーズ式行政書士☆開業塾」だけは受講するつもりです。(P)
(2022.11.14追記)
相続登記について、2024年を目途に義務化されることが決定しています。また、士業として某司法書士事務所に勤務しますが、その事務所では相続に関する相談が増えていると聞いています。
そのため、師匠の「リーダーズ式行政書士☆相続塾」の方を受講するかもしれません。
③講師として
すぐにでも師匠の下で講師になりたいのは山々ですが、現時点で講師としての経験値が0(ゼロ)のため不安も大きいです。
これまで師匠の御計らいでゼミや定例会にゲスト参加して受講生を激励したり、SNSを通じて受験相談を行なってきましたが、今度は講師という"プロフェッショナル"の仕事です。
そこで、講師をする前に受講生に指導・助言するクラスマネージャーの仕事を経験することで講師としての礎を築こうと考えて、11月1日以降、暫時、大手受験指導校の採用面接を受けました。
結果、いずれも採用を見合わせるとのことでしたが、採用面接を通じ、受講生では知り得なかった当該受験指導校の企業風土や体質などが良くわかり、私には合わないと思ってお断りしたところもあります。あとは、別の部署からスポットで仕事を頼みたいとの御依頼もいただきました。
そうした状況を師匠に御報告したところ、「では、うち(=リーダーズ総合研究所)でやりますかね。行政書士試験の受験指導しか、当面は出来ませんが。」との嬉しいお返事が・・・。近日中に第2回戦略会議を開きますので、これから私が何を担当するか、師匠と調整します。
紆余曲折あって最も苦戦した講師への道も漸く固まりました。
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"3つの道"の詳細は以上の通りです。
本当は10月中に全て決着したかったのですが、③だけ11月に持ち越しとなっていました。細かなところを除き、漸く決着しましたので、本記事をUPDATEします。
今は3つの道の目処が立ってホッとしたのと同時に、早く新しい第一歩を踏み出したいという期待感が半端ない状態です。
これから進む道は3つもあって大変なのは百も承知しています。ただ、まだやってもいない内からできないと決めつけるのは私の人生観に反するので、これから1つずつ挑戦していきたいと思います✊✊