就活も本格選考前夜の様相ですね。3回生は後期試験との並行が大変ですが頑張ってください。企業側も日程の確定や準備に大忙しのことと思います。
志望動機の上位に、「仕事内容が魅力的」というものがあります。確かに新卒募集をしている企業は自社の魅力を最大限に表現する方法を考えます。この時期、イメージCMなども多いです。ただ、入社後「自分が希望している部署」にすぐに配属されるかどうかは保証されていませんし、そもそも「なぜ志望したか?」の基準は働く前には曖昧さが否めません。定着率の問題を語るときに“ミスマッチ”という言葉もポピュラーになりましたが、既にある個人の職業観の枠組みに、会社の方が寸分狂わずあわせていかなければならないのは違う気がします。
楽しく仕事がしたい。老若男女少なからず共通認識だと思いますが、そのためには用意された環境にあれこれ要求するのではなく、たとえルーティンワークや地味な役割でも「人にとって、組織にとって、自分にとって、何のために」の意味を持たせていくことが必要なのではないでしょうか。
話は変わりますが、高校球児や先日終わった高校サッカー、春高バレーやダーツの旅での○○部密着、はたまたハモネプなんかもそうですが、見る者に感動を呼ぶ、放送で目にする大会本試合は、活動のトータルで言うと一瞬の出来事に過ぎません。その裏には、我々が寝ころんでテレビ見ているときも、休日に遅くまで寝ているときも、不摂生で飲み食いしているときも、練習に練習を重ね、チームの和を保つためにさまざまな苦労をし、弱小から少しずつ上がってきたり、既に強豪であれば仲間内での競争に勝ちぬいたりといった「連続するものすごい努力」が、彼らには存在するはずです。
しかし、全国に登場する強い彼らには辛苦に打ち勝つ目的意識があります。全国大会に出たい!そこで勝ち上がりたい!そう言った強い思いが、100の内99.9くらいの「しんどくて嫌なこと」でもプロセスとして昇華していけるのだと思います。そこで経験する驚異的な出来事の数々は、人生においてもコアコンピタンスとして活きて行くことと思います。
仕事も全く同じことのように思います。「何のために」を明確にして、目の前に直面している事に意味を持たせれば、何気ないことにも深みが生じます。そしてまるで筋トレのように、ひたむきに取り組んでいくことで徐々に、以前には想像もしなかった、大きな、重要なことでも「できるようになる」ものです。モラトリアムな生き方をして「これは自分らしくない、あれは相手が悪いんだ」と流れ流れても、結局は自分の力になりません。継続して積み重ねて行くことで雲間が晴れるように見えてくることが多いのです。
「幸せとは得るものではなくて感じるもの」とよく聞きます。「仕事の楽しさ」もこれと同じではないでしょうか。楽しいと感じるのは、行動の積み重ねによる実りと、自分の捉え方のスタンス次第。「自分にとって仕事はなんのために」「自分の目指す社会人像とは」その先にある自分の目的を今一度見直してみることは、大変意義あることと思います。もともと楽しくてたまらないことなんて世の中あんまりないと思います。日常の当たり前に楽しさを自分で見出していくことがホンモノのような気がします。
「ありがたい」は「有難い」。感性を磨き“なんとなく”をやめることからスタートです。