本当に必要なのは目的意識だと思います。 | かんがえる蛙

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トヨタ、リクルーター制度復活だそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101102-00000533-san-bus_all

採用活動していて思うのは、「届く」「正確な」情報発信の難しさです。ほとんどのものにはどこかしら利権みたいなものが絡んでいるのでなおのこと。それは金銭的なことはもちろん、社内的ないろいろな事情や、送り出す学校側の理論、労働局関係の理屈など。

四国の片田舎で、採用に関わる者として思うのは、情報発信に関しては、やはり企業の主体性が大事だということです。真似してもしょうがない、全面的にしくみにのっかるのもどうか。日常の自社の姿や今後の事業展開、現社員一人一人、もちろん社長が、例えば今日この瞬間、抜き打ちで見られたときに、外からの視線に耐えうるものなのかどうか。日々の意識や方向性、道徳観や倫理観は社内文化そのものです。

これは、規模の大小関係ないことだと思います。もちろん、入社後の仕事の中には、事前に発信しにくいものも多々あると思います。しかし、人を採るからにはそれなりの準備や体制、または考え方に筋がとおってなければ矛盾過多に陥ります。

リクルーターにもさまざまな定義があるようです。単に優秀な人材を青田買いするためのものなのか、より自社を選びやすい情報を発信するのか、目的によって様々だと思います。ただ、就活のテクニックと、採用側のテクニックの応酬のようなことからは、長い目で見たときに実りは少ないのではないかと思います。かくいう私もリクルーター研修を何度かさせてもらったことはありますが、リクルーターをどう使うかは目的意識によって異なります。

企業も学生も、時期が来たから受験よろしく就活だ!というものではなく、もう少し互いに本質的なものを見つめ、成長し合えるような相乗効果が生まれるような縁結び、そういったものができればいいなと思っています。

今、それを一所懸命考えています。ただ、一つ言えるのは、就職して仕事をするとは、楽しむものでも夢を見るものでもなく、ましてやプライベートを充実させるためのものでもないということ。次々に自分に降りかかる課題を、時には人の力も借りてクリアし、できないことができるようになっていくためのフィールドだと思います。

面白さや夢やプライベートは、そうして成長していく過程に存在するもので、優先するものではないということです。職業に貴賎なし。縁あった会社で、自分が必要とされることをひたすらやりぬくことがやがて意味を成すのです。

まあゲームで言うと、スライムでコツコツ経験値上げていくことが、闇ゾーマ撃退につながるといったことでしょうか。





スポーツで言うと、筋トレや走り込みもせずに、サッカー90分やるようなものでしょうか。

種を植えたのに、水も肥料もやらず、日々の世話をせずに「芽が出ない」と嘆き、次の種を買いに行くようなものでしょうか。

ちょっと外れてきました。

そう考えると就活はそういう地味なトレーニングの部類のひとつ。学生は「地力」、企業は「採用力」といった目に見えない力をコツコツつけているようなものです。但し、正しいトレーニングには正しいトレーナーが必要なのでしょうね。