「瀬戸内海洋上」

家を出るとき大雨で、前回も今回もかよ!と空に突っ込みを入れていましたが、出発頃にはこの様子。朝日は気持ちいいですね。船上で風に吹かれながらあーだこーだ考えます。
関与先はわざわざ港までお迎えに来てくれます。車中で会社の近況と、本日の段取りを打合せ。現在は人財確保のために動いているのですが、「あせらない」の指針とともにはや2カ月。大きな予算は採れない(失礼ながら)小さな会社なので、その範囲内で、効果的に中途採用をやるためにはそれなりに戦略と時間が必要です。
さすがに初動の応募者は条件からかけ離れている方も多かったのですが、「基本的に書類で判定しない」というスタンスで来れる方は全員面接してきました。これは社長にも面接とはどんなもので、応募者にはさまざまな属性があって、決して履歴書ではわかりえないことが多いということを体感してもらうためです。あせって人を採って、仕事覚えた頃に辞めて、また募集して・・という悪循環は、「採用」に対してのスタンスの曖昧さからきていると私は考えています。
前回の面接時に、それまでとは違う光る素材(かもしれない)人が来たことも、今回、若年層ではきはきした応募者が来ることも、やるべきことを、可能な限りできるだけ具体的な行動で続けてきたから風が吹いてきたのだと思っています。「待てば海路の日和あり」
結果的に、社長と私双方で「自社で磨ける、磨きたい」方を内定としました。2カ月探し続けてやっと出現した原石です。よく、企業に必要なものは「人・物・金」などといいますが、私は「人・人・人」にこだわることで、物や金はついてくるものだと考えています。
私もこの2カ月、このクライアントとの仕事で、まったく未経験な業界の知識を得るために勉強する機会となり、営業同行もさせてもらい、しくみづくりの仕方もある程度見えてきました。また、超緊縮予算の中での「絶対的人員不足」を補完するべく採用活動も原点に戻り、数年前に読んでいた本などもひっぱりだして復習しました。新しい仕事は緊張の連続です。まず、第一段階をクリアしたことで、早速第二段階の組立に入ります。やっぱり、先行き不透明感や、汗がにじむようなしんどさの先にしか、満足感は感じられないなあと思いました。
終わったと思ったら最後に飛び込みで面接者が現れ、ギリギリまでやったところ、帰りの船に乗り遅れそうになりました。事務所出たのが出航17分前。送ってもらった電停前で「じゃまた!」とシュタッと乗り場まで・・・と言いたいところですが、往復チケットは再度窓口で当日券に発行しなおしてもらわなくてはなりません。出航まであと4分。ぜえぜえいいながら再発行。あと2分!こんなに走ったのは多分大学のサッカー以来・・。滑り込みセーフ!着席したところで出航~。

帰りは夕日が美しい。
なんだか疲れたのか、滅多にないのですが目覚めたら松山観光港でした。ここから駐車場まで約1キロ。日はとっぷり暮れていて、足もふらっとしていたので、せめて高浜駅までのバスに乗りたい、けどいつも目の前に見えているのに出発してしまう・・と思っていたら今日は間に合いました。
まっすぐ家に帰り、かちゃとドアを開けると・・
「お先にいただいています」

とうちゃんの椅子に自分の椅子を乗せて食べている・・・。
君は今日温泉に行ったらしいね・・・うらやましい。