会話って本当に難しいもので、すれ違いが多発します。
 
・比喩や婉曲表現などで遠回しに伝えたり
・言葉とは裏腹な意味を込めて言葉を伝えたり
・言葉とは違うメッセージを表情や声色で伝えたり
 
人によっての癖もあるので、それを読み取って、「正解」の反応をするのは至難の業です。
 
なので、
お互いにとってストレスがないのは、
 
(A)本人が自分のニーズを把握して
(B)そのニーズに合った人に
(C)ニーズをわかりやすい形で伝える
 
という流れです。
 
これが出来ている人は、周囲の人にストレスと与えないので、
感じがよく、好かれやすくなっていきます。
  
例えばこんな感じです。
 
(A)集客を改善したいので
(B)集客コンサルタントに
(C)アドバイスを求める
  
(A)愚痴を聞いてほしいので
(B)いつも優しく話を聞いてくれる友人に
(C)「嫌なことあったんだけど聞いてくれる?」と伝えて話し出す
 
こういうスッキリした流れがあれば、コミュニケーションにストレスがありません。
  
 
この流れの中で、ミスマッチが起きやすいのが、
・ニーズに合わない人に話をしてしまう
・ニーズが伝わらない話し方をしてしまう
ということです。
 
(もちろん、本人が自分のニーズをわかってない場合もありますが、今回は割愛。)
 
 
そして、このミスマッチで不幸な人が発生しやすい
代表的コミュニケーションが「質問」と「相談」です。
  
これについて、詳しく見ていきましょう。 
 
 
 
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質問と相談の2つのニーズ
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人が誰かに質問・相談をする時には、主に2つのニーズがあります。
 
(1)問題解決のために前に進みたい
(2)感情を「いい感じ」にしたい
 
自分が人に質問・相談をする時には、
まず、自分のニーズがどちらなのかをハッキリさせましょう。
 
その上で
「自分のニーズに合う相手」を選んで会話をすることです。
 
そして、
質問、相談を始める前に、相手に対して
「自分はアドバイスを貰いたいのか、ただ聞いてほしいのか」
を明確に伝えてから会話を始めましょう。
 
このミスマッチがあると、話しても聞き手も不幸になります。
逆に、このニーズさえマッチすれば、世界は平和になります。
 
 
 
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 体験談です
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なぜこんな話をしているかと言うと、
先日まさに、僕がこのミスマッチで不幸になったからです(笑)
 
物販ビジネス勉強会の後の懇親会で、飲み屋にいる時に
僕の後輩にあたる方が質問してきました。
 
 
--------会話ここから↓--------
 
後輩『外注化の実践会グループに興味があるんです。』
僕「いいですね。歓迎するので入ってきてください。」

後輩 『興味はあるんですけど、いつから入れば良いのか…』
僕「今から入ればいいですよ。」
 
後輩『でも今まだ準備ができていなくて…』
僕「それでも大丈夫ですよ。まず入ってみてください。」

後輩『まだ結果も出ていないし、未熟なのに入ってしまっても良いのかなと思っていて…』
僕「現状まだ売上が少なくても問題ないですよ。」
 
後輩『外注化できたらいいなとは思うんです』
僕「…じゃあ、入ってください。」
 
後輩『私には出来るかなって心配で…』
僕「…」
 
--------会話ここまで↑--------
 
これ以降は会話にならないので、僕は相手するのをやめました。
  
一見、文面だけ見ると、僕が説得しているように見えるかもしれませんが、
これは有料の教材とかセミナーの押し売りしているわけではないんですよ。
 
彼女が興味を持った「外注化の実践会グループ」は、同じビジネス勉強会の有志メンバーによって作られた「参加費無料の部活」です。
参加条件は「外注化に興味がある」ことだけで、他にハードルは設けていません。
 
無料のオプションなので、興味があるなら入ればいいじゃない、というだけの話です。
 
でも、
彼女は僕に問題解決をして欲しいわけでも、
行動の後押しをして欲しいわけでもありませんでした。
 
彼女はただ「感情をいい感じにしたい」だけだったんです。
言い換えると、彼女は僕に「感情のマッサージ」を求めていたわけです。
 
感情ではなく、実際の肩こりでイメージしてみてください。
 
『今すっごい肩が凝ってるんですぅ〜』
『ガッチガチなんです〜ホラホラ』
『さあ!私の肩を揉んでください!』
 
ってな感じで、肩をグイグイ差し出されているような感じです(笑)
僕の心地悪さがわかるでしょうか・・・。
 
今回僕は、
わざわざ相手の感情をほぐしてマッサージしてあげる「義理」も「つもり」もないので、
スルーしていたら、ミスマッチでお互い不幸になったわけです。
 
  
僕はお人好しではないし、自分の事を大事にしているので、
ただ相手のエネルギーを奪っていく、感情のマッサージを求める人の相手はしません。
あまりにひどい場合は無視します。
  
もちろん僕も、仲がいい友人と、苦労話や最近あった話をお互いに話し合って、交互に感情マッサージし合うことはありますよ。
それは、動物の毛づくろいみたいな双方向のコミュニケーションなので、なんの問題もありません。
 
でも、「ビジネス」の為に集まったコミュニティの場で、
質問という形でただ自分の感情をほぐして欲しいという、
場違いな「奪う」コミュニケーションをされて…少し辟易してしまいました。
 
「それは、愚痴を吐き出すための女子会でやってくれよ」というのが正直な感想です。
 
 
 
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まとめ
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ここで言いたいのは、
感情マッサージを求めるコミュニケーションが悪い、という話ではありません。
 
相談や質問には、
(1)問題解決のために前に進みたい
(2)感情を「いい感じ」にしたい
という二種類のニーズがあります。
  
どっちが良い・悪いという話ではなくて、
「ミスマッチが起こると不幸だよ」という話です。
 
 
よくありますね。
 
女性が話を聞いてほしいだけで仕事の愚痴を話していたら、
男が「それは君がこう考えたらどうだい?、僕だったらこうやってみるけど」
などとクソバイスしてしまう。そして喧嘩になる。
 
繰り返しになりますが、これは誰が悪いという話ではなく、ミスマッチが起こっているということです。
 
・質問したい人と、アドバイスするつもりの人
・感情をほぐしたいひとと、そのつもりで話を聞く人
 
マッチングしていれば幸せなんですよね。
 
 
ストレスが無いコミュニケーションの流れは、以下の通り。
 
(A)本人が自分のニーズを把握して
(B)そのニーズに合った人に
(C)ニーズをわかりやすい形で伝える
 
いわゆるコミュニケーション能力が高い人は、これを日常的に無意識に行っていて、
相手のニーズのズレにも瞬時に気づくので「コミュ力が高い」と言われるわけです。


これが出来る人は、周りにストレスを与えないので、感じが良いし、好かれます。
 
一方で、
これが出来ていない人は、周囲の人に不用意にストレスを与えるので、
感じが悪くなり、なんとなく嫌厭されてしまう存在になっていきます。
 
僕自身も気をつけたいと思い返すことになった出来事だったので、記事にまとめておきました。
 
参考になれば幸いです。

 
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