「モッタイナイ」という思考が貧困を招いているということについて、
わかりやすい質疑応答が出来たので、記事にまとめたいと思います。
あなたも僕と同様、大いに心当たりが話だと思いますよ。
--------（Pさん質問）引用ここから↓--------
こんにちは。
即・飽きた趣味
長年やってきて卒業した趣味
についてです。
20年近くガーデニングが趣味でしたが最近ミニマム・シンプル思考の良さを知り
空白 無印良品のような無機質な空間に、幸せを感じるようになりました。
5000円程度なのですが、夏に新しいプランター等を買い込んだ金額を惜しいと感じてしまっています。
プランター等を捨てる事に対して「たった3ヶ月しか使わずに捨てるのは、お金を捨てたようものだ」という気持ちになっています。
何か上手な気持ちの切り替え方はありますでしょうか？
あげたり、売れる物なら良いのですが捨てるしかなさそうです。
5000円という金額と、「5時間相当の時間(時給換算)」を悔やんでしまっている状態です。
--------（Pさん質問）引用ここまで↑--------
さて、この質問にあなたならどう答えますか？
考えながら続きを読んでみてくださいね。
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モッタイナイ気持ちを→豊かさ思考に切り替える
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--------（森嶋の回答）引用ここから↓--------
せっかくかけてきた、
時間や労力やお金がモッタイナイ！
っていう気持ちすごくよくわかります。
僕も、6年前に、4万円で買って、
数回しか着ていないジャケットがありました。
デザインは気に入っていたんですが、
僕の体型にサイズが合わないので
絶妙にダサくて着れないんです（笑）
もう着ることはないと分かりながらも、
この6年間ずっとタンスにしまい続けていました。
でも先日、やっと捨てることができました。
この6年間、頭の片隅にあって、
ただの荷物になっていた物を
捨てられたことで、すごく心が軽くなりました。
過去にいくらお金を出したかとか、
今までどれだけの労力、時間をかけてきたとか、
そういうことは実は、今の自分には全く関係がありません。
「今の自分にとってどれだけ価値があるか」
という視点で考えてみてください。
今のPさんにとってそのプランターは、
「いつか使えるかもしれないから」
というよく分からない思考で溜め込まれている、
紙袋やカラ箱と似ていませんか？
（僕の母は膨大な量を溜め込んでホコリが被っています（笑））
今の自分にとって価値がないし心もときめかないのに、
自分の空間を占有されている方がもったいなく感じません？
そういう、今の自分にとってもはや価値がないものについて
あれこれ考える時間は、なぜか繰り返しやってきます。
でも、その何度も何度も考えを巡らせる時間は、
いつも同じ考えをなぞるだけの時間になっていませんか？
その進展のない思考と、
時間と意識と空間の浪費のほうがモッタイナイですよ(*^^*)
ちなみに僕の話で言うと、
この7月に引っ越してきた沖縄を、
もう退去しようかと思っています。
多額の費用と労力をかけて、
周りの人にも「沖縄移住するんだ」と
たくさん言って回ったくせに、
3〜4ヶ月でもう退去しようと思っているんです。
信じられないでしょう。笑
引っ越し費用も、修繕費用も、
新しく買い揃えた家具とか消耗品とか家電とか、
めちゃくちゃモッタイナイですよね。
でも、モッタイナイ気持ちに引っ張られて、
すでに自分の心が動かない物や事柄、場所に囚われるのは、
僕にとっては「生きている」とは言えないなと思ってしまいます。
沖縄の家の退去については、
この三日間ぐらいで明確になった思考なので、
もう少し考えを整理して、冷静に判断するつもりではあります。
ですが、今までかけた労力や時間や
コストがモッタイナイから、
という理由では意思決定しないと思います。
大切なのは、
「今の自分にとってどれだけ価値があるか」
ということですからね。
参考になれば幸いです。
--------（森嶋の回答）引用ここまで↑--------
--------（Pさん）引用ここから↓--------
確かに残しておいても、いずれ捨てる事になりますよね。今日捨てるか？1年後捨てるか？の差で。
状態が良い美品なので、後ろ髪を引かれる気持ちもありますが「今の自分には関係ない、無価値な物」として処分してきます！
ありがとうございました。
長年の趣味を卒業して、次の趣味を深めますね。
--------（Pさん）引用ここまで↑--------
--------（森嶋）引用ここから↓--------
素晴らしい(*^^*)
捨てる勇気がもてるようになると、
日常生活の節目節目がとても楽になりますよ。
--------（森嶋）引用ここまで↑--------
--------（Pさん）引用ここから↓--------
ありがとうございます。
早速、捨ててきました！
いざ捨てに行くと見事に無感情で悲しくも、惜しくもありませんでした。
同時に惰性で趣味を続けていたと気づきました。「私は◯◯が好きな人間だ。だから楽しいはずだ。」と思い込んでいたのだと思います。
キレイなプランターがあるから植えよう！という行為を繰り返すところでした。
3ヶ月で捨ててしまい惜しいと思っていたしたが「確実に3ヶ月間は使ったのだから良い」と思えました！
ありがとうございました
--------（Pさん）引用ここまで↑--------
それにしても、Pさんの
行動の速さが素晴らしいですね。
僕たちは感情の生き物なので、
取り返しのつかない過去の損失にこだわって、
更に損失を増やしてしまうことがあります。
この、回収不能になった費用のことを、
投資やビジネスの世界では「サンクコスト」と呼びます。
上がると思って、１００万で買った株が
８０万に下がり、今後も上がる兆しがなければ、
損切りするのが合理的です。
でも僕たちは、
「せめて１００万に戻るまでは・・・」とか
「もしかしたら上がるかも・・・」と考えて、
どんどん目減りする株価を
指をくわえて見ることしか出来ません。
冷静に考えれば不合理なことも、
感情に引っ張られてしまうものです。
この「サンクコスト」を、
前のめりに捨てられるようになれば、
人生のステージを登っていくスピードが
段違いに早くなります。
モッタイナイ精神で、逆に損をしていませんか？
もう自分には必要ないと分かっているのに
抱え込んでいるモノや事や人間関係を、
思い切って捨ててみましょう。
「こんなに自分は身軽だったんだ」
と感動するはずです。
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